ヤクルト村上 声出しでも主役?「僕はそうはあんまり思ってなくて」 嶋、川端、青木らベテランに感謝

[ 2021年12月28日 20:46 ]

ヤクルト・村上
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 ヤクルトを20年ぶりの日本一へ導いた若き主砲・村上宗隆内野手(21)が28日放送のニッポン放送「ショウアップナイタースペシャル おめでとうヤクルトスワローズ 20年ぶり悲願の日本一!」(後5・30)に出演。激動の2021年を振り返った。

 インタビュアーを務めた師岡正雄アナウンサー(61)から史上最年少100号アーチ達成、岡本和(巨人)とタイトルを分け合った本塁打王、2年連続セ・リーグ最下位から6年ぶりの優勝、そして20年ぶりの日本一、さらには侍ジャパンメンバーとして東京五輪の金メダル獲得…と盛りだくさんだった2021年の感想を問われると、まずは「内容の濃い、長い1年でした」と振り返った。

 その上で「自分の中ではまだまだできたなっていう思いもありますし、調子が悪い時期もたくさんありましたし。もっともっとできたんじゃないかなっていう、自分の力もうちょっと余ってたんじゃないかなっていうふうに思ってます」と残した数字に満足していないという村上。東京五輪のメンバー入りがかかっているにも関わらず、なかなか調子が上がって来なかった時期が精神的に「一番キツかった」そうで「選ばれたい気持ちがもちろんありましたし。でも、自分の調子がなかなか追いついてこないっていうのもありましたし」と口にした。

 また、ベンチの中でも先頭に立って大きな声を出し、主砲でありながら盛り上げ役としても大きな役割を務めたことについては「僕はそうはあんまり思ってなくて」とやんわり否定。「やっぱりベテランの嶋さんだったり、慎吾さん(川端)だったり、青木さんだったり。僕らはスタメンで出てる側ですけど、ベンチにいる人たちが本当に守備の時も声をかけてくれて、打撃の時も声をかけてくれて。本当にそれが僕は一番大きいかなっていうふうに思っています」と先輩たちに感謝する場面も。

 ヤクルトでは不動の4番でありながら、東京五輪では下位の8番打者だった。それについては、ほかのそうそうたるメンバーの中で「それぐらいだなって思ってました」としながらも「ちょっとは悔しい気持ちありましたね」と素直な思いも口に。米国との決勝戦では先制の一発を放ったが「気持ち良かったです」と喜びを語っていた。

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2021年12月28日のニュース