NPB12球団Jrトーナメント 巨人史上初の女子選手・浜嶋が逆転勝ち呼び込む快投

[ 2021年12月28日 17:44 ]

4回2/3を1失点の好投で巨人ジュニアの大逆転勝利を呼び込んだ浜嶋(左)は西村監督とグータッチ
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 「NPB12球団ジュニアトーナメント2021」が28日、神宮と横浜で開幕した。大会はTQB(得失点率)を用いた勝ち上がり方式で行われる。神宮の第3試合は巨人Jrがチーム史上初の女子選手、浜嶋葵投手(6年)が3回途中から4回2/3を1失点と好投し、阪神Jrに逆転勝ちした。

 エンゼルス・大谷と同じ背番号17の浜嶋が神宮で躍動した。1―5の3回1死一塁からマウンドへ。2安打され追加点を許したが、4回からは1安打無失点と調子を上げ、逆転勝ちを呼び込んだ。

 「逆転してくれた後はテンション爆上がりしちゃって熱くなっちゃった」。肩甲骨の柔らかさを生かした最速110キロの直球が武器。最低気温8度の寒さの中での好投に、西村健太朗監督は「小学生とは思えないコントロールだし、頼もしかった」と相好を崩した。

 所属する「荻窪ビクトリー」ではエースで4番。「きょうはDHだったけど、本当は打ちたかった」。23年から活動予定の巨人の女子硬式野球チーム入りを目指す右腕が、晴れ舞台で大きくアピールした。

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2021年12月28日のニュース