ヤクルト高津監督「6回目の日本一だから6回頼むわ!」 なのに胴上げで10回宙に舞ったワケ

[ 2021年12月28日 20:12 ]

ヤクルト・高津監督
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 ヤクルトを20年ぶりの日本一へ導いた高津臣吾監督(53)が28日放送のニッポン放送「ショウアップナイタースペシャル おめでとうヤクルトスワローズ 20年ぶり悲願の日本一!」(後5・30)に出演。厳寒の中で行われた日本一の胴上げについて振り返った。

 同局の煙山光紀アナウンサー(59)をインタビュアーに、頂点に立つまでの1年間を9つのターニングポイントとともに振り返った高津監督。最後に気温5度程度の寒さの中、屋外の「ほっと神戸」で行われた11月27日の日本シリーズ第6戦について話が及ぶと「いやぁー、僕らが言っちゃいけないのかもしれないですけど、やっぱり野球をやる中では非常に難しい気温、寒さからのスタートでした。寒かったですねぇ~!」とまずは気温について実感たっぷりに振り返った。

 そして延長12回、ジャスト5時間の死闘の末に20年ぶり日本一を勝ち取り、選手たちが一様に号泣したシーンについて煙山アナから「高津監督が『僕たちはチャンピオンだ!』って言ったところでブワーッと」と原因を指摘されると、指揮官は笑いながら「でも結構早めに泣いてましたよ?みんな」と受け流しつつ「でも、あそこまで石川、青木のベテランがね、そしてムネ(村上)、哲人(山田)、選手会長の中村がね、あそこまで号泣するとは思ってなかったですし。それだけ辛かったんだろうなと、それだけうれしいんだろうなと。そういう気持ちにはなりましたね」としみじみと振り返った。

 また、胴上げされた感想については「下にね、外国人がいるんですよ。だから結構手加減しないで上げてくるんですよ、(身長190センチの)スアレスとかでっかい人が。ちょっと怖かったですね」と高津監督。10回宙に舞った胴上げの回数については、ムードメーカーの田口による“お約束”の「22回!」を「お断り」した後で「今回6回目の日本一だから6回頼むわ!」とナインに声掛けしたものの、それが外国人選手に全く伝わらず「とりあえずバンバン上げられた」と裏話も。「まぁ、寒い胴上げにはなりましたけど、非常にうれしかったですね。幸せに思いました」と話していた。

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