ヤクルト高津監督「若い力ってすごいなと」 高橋&奥川は「チームの中心となってやっていってほしい」

[ 2021年12月28日 19:42 ]

ヤクルト・高津監督
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 ヤクルトを20年ぶりの日本一へ導いた高津臣吾監督(53)が28日放送のニッポン放送「ショウアップナイタースペシャル おめでとうヤクルトスワローズ 20年ぶり悲願の日本一!」(後5・30)に出演。チームの未来を担う高橋奎二投手(24)、奥川恭伸投手(20)の左右若手両腕への思いを明かした。

 同局の煙山光紀アナウンサー(59)をインタビュアーに、頂点に立つまでの1年間を9つのターニングポイントとともに振り返った高津監督。その中で、登板間隔を長く取って大事に大事に1年間起用し、チーム最多タイの9勝をマークした奥川について途中で登板間隔を短くすることは考えなかったか問われると「結構聞かれるんですけど、意外とそこは考えがしっかり固まっているというか。彼中心にローテーションを回したわけではないですけども、彼のローテーションはしっかり守ってあげようと最初から思っていたので。特にここで1週間に1回投げてくれたらなぁとか中6(日)でいったら、中7(日)でいったらなぁというふうには思わなかったですね。最後までやり遂げなきゃいけない、僕の大きな仕事の一つだと思って割り切ってました」と断言した。

 また、オリックスとの日本シリーズ第2戦(京セラD)で日本シリーズ初登板初先発ながらプロ初完投初完封をやってのけた高橋については「まさかですね」と苦笑い交じりに回想。「あそこまで投げられるとは思わなかったですし、奎二が日本シリーズで完封する日が来るとは思ってませんでした、正直」と打ち明けた。「ただ、気持ちが強い子で、本当に負けん気の強い子で。ああいう大きな舞台でね、本当の力を発揮するのは(CS)ファイナルの奥川もそうですけど、若い力ってすごいなと。これから本当にチームの中心となってね、やっていってほしい2人の1人ですから。(開幕戦でまさかのサヨナラ負けを喫した後の)厳しい流れをそこでガラッと変えてくれたのが2戦目の奎二のピッチングだったのかなと思いますね」と話していた。

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2021年12月28日のニュース