宮城の丸刈りを担当したオリックス・中川拓は現状維持でサイン「勉強の1年でした」

[ 2021年12月3日 11:15 ]

<オリックス契約更改>契約を更改した中川拓真(撮影・成瀬 徹)
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 オリックスの中川拓真捕手(19)が3日、大阪市内の球団施設で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸450万円でサインした。

 豊橋中央からドラフト5位で入団し、1年目の今季は2軍で11試合に出場。「1年間、捕手というポジションの難しさを感じ、勉強の1年でした」とキャッチング、ブロッキング、リード面などすべてにおいてアマとプロの差を痛感したという。

 少しでもレベルアップするため、2軍の試合、練習後は「1軍の試合はずっと見ていました」。チャートを付けてリード面を勉強するだけでなく、捕手の構えや投手の間、テンポなど様々なことを頭に刻み込みながら、勉強に励んだ。

 オフは豊橋中央の先輩であるソフトバンク・谷川原と母校で自主トレ予定。「1軍でかなり出られていた。1軍の感じやどうやったら打てるか、捕手もやられていたので聞けたら」と成長につなげる。

 今年、最も話題を集めたのが長髪がトレードマークだった1学年先輩・宮城の頭を刈ったこと。予定よりも深く刈り込んでしまい五厘刈りになった先輩右腕の仏様のような頭は野球ファンの心を温めた。その「作者」でもある中川拓は「地元の友達とかから『宮城さんの頭やったんやろ』といじられたりしました」と照れ笑い。「宮城さんの力でなく野球で頑張りたい」と実力で先輩のようにブレークしてみせる。(金額は推定)

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