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広島・栗林 気持ちはもう来季「胴上げ投手になるのが一番」 2年目では球団最高5300万円で更改

[ 2021年12月1日 05:30 ]

契約更改を終えて記念撮影する栗林
Photo By スポニチ

 広島・栗林良吏投手(25)が30日、広島市内の球団事務所で交渉し、3700万円増の年俸5300万円で契約を更改した。2年目としては今季の森下の4300万円を上回る球団史上最高額。来季は18年以来4年ぶりとなるリーグ優勝をかなえ、東京五輪で経験した胴上げ投手となることを誓った。

 栗林が球団2年目の最高額となる推定年俸5300万円を勝ち得たのは、桁外れの安定感が要因だった。交渉を担当した鈴木清明球団本部長は「やっぱり防御率0点台というのは完璧な数字」と説明。新人最多タイの37セーブも当然ながら、53試合で自責点5、防御率0・86に抑えたことも3700万円増の大幅昇給に大きく影響した。

 「しっかり評価していただきました。金額に限っては森下を超えましたけど、去年の森下も凄い成績だった。今年の森下もクオリティー・スタート(6回以上、自責点3以下)の数(19回)が凄い。金額どうこうではなく、来年も森下という存在を目標にしてやりたいと思います」

 プロ野球歴代2位の20試合連続セーブまで伸ばしたところでシーズンを終えた。チームは4位に低迷。個人記録だけで満たされることはなかった。

 「来季こそリーグ優勝をしたい。日本シリーズを見て、最後にみんなで笑顔のまま終われるのは、うらやましいなと思った。リーグ優勝、日本一のときの最後に(マウンドの)真ん中にいるのが抑え。1年間1軍で投げて、胴上げ投手になるのが一番だと思います」

 春季キャンプ時点では先発の可能性もあった。チーム事情も重なり、開幕から抑えに抜てき。東京五輪でも守護神を務めた。ともに戦ったDeNA・山崎から「抑えのやりがいは勝った瞬間にみんながマウンドに集まってくること」と教わり、楽しさをより実感するようになった。東京五輪では金メダル獲得と同時に集まってきた侍戦士に抱き上げられた。先発への未練もない。来季はリーグ優勝で胴上げ投手となることを強く思い描いた。

 「今年37セーブを挙げられたのは、それだけのセーブ機会をチームが与えてくれたということ。来年もセーブシチュエーションを勝ちのまま終われるようにしたい」。今季と同様にセーブ機会を一度も失敗しなければ、4年ぶりのリーグ優勝にも自然と近づいていく。(河合 洋介)

 【栗林の記録アラカルト】
 ☆デビューから22試合連続無失点 19年甲斐野(ソ)の13試合連続を抜く2リーグ制後の新人最多記録。広島では13年河内貴哉の開幕21試合連続を抜く新記録になった。

 ☆20試合連続セーブ 98年佐々木主浩(横)の22試合連続に次ぎ09年岩瀬仁紀(中)に並ぶ歴代2位。新人では15年山崎康(D)の9試合連続を大幅に更新した。

 ☆シーズン37セーブ 15年山崎康に並ぶ歴代新人の最多記録。広島のルーキーでは03年永川勝浩の25を抜く新記録だ。

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