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ENEOSの高卒ルーキー・度会隆輝が1号 父のヤクルト、兄の中央学院大に続いて“親子3冠”へ

[ 2021年12月1日 05:30 ]

第92回都市対抗野球1回戦   ENEOS 2ー0 JR東海 ( 2021年11月30日    東京D )

<ENEOS・JR東海>4回、ソロ本塁打を放ちナインに迎えられるENEOS・度会(撮影・島崎 忠彦)
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 1回戦3試合が行われた。ENEOS(横浜市)がJR東海(名古屋市)を2―0で下し2回戦進出。高卒ルーキーの度会隆輝内野手(19)が1―0の4回に都市対抗1号となる右越えソロ本塁打を放った。

 ストライクゾーンに来た球は、見逃さない。レベルの上がる社会人野球。高卒1年目の新人は、一振りで仕留める意識を強く持っていた。

 1―0の4回1死。「5番・右翼」で先発出場した度会が、打席に入った。初球のフォークをフルスイング。打球は右翼席へ達した。「体が勝手に動いた。若干(バットの)先だったんですけど、いいスイングができたので行ったなと。シンプルにめちゃくちゃうれしい」。6回には右翼線二塁打。8回には犠打を決めた。4打席で見逃しストライクは、1球もなかった。

 11月25日、兄・基輝が所属する中央学院大が明治神宮大会で初優勝。2日後の大会開幕前日だった27日には父・博文氏が現役時代に活躍し現在は球団職員を務めるヤクルトが、20年ぶりの日本一に。「次は僕が優勝する番という意識が強い」と決意を新たにした。

 試合前には、家族からLINEにメッセージが届いた。父は「おまえらしく行け。自分を信じて。自分のバッティングをすれば必ず結果は出るから」。兄からは「やったれ」と、短い言葉で激励された。スタンドに駆けつけた家族の前で放った東京ドーム1号に「お母さんには幼稚園くらいから野球に付き合ってくれて、こういう結果が出せて良かったです」と笑顔を見せた。

 大久保秀昭監督は「19歳の高卒1年目がいきなりホームランですから。大したものです。バットを持ったら19歳とは思えない雰囲気を持っている」と舌を巻いた。13年以来8年ぶりの頂点へ、19歳のバットがチームを乗せた。(川島 毅洋)

 ◆度会 隆輝(わたらい・りゅうき)2002年(平14)10月4日生まれ、千葉県出身の19歳。小1から野球を始める。下貝塚中では佐倉シニアでプレーしU―15日本代表。横浜では1年春からベンチ入りし、1年夏、2年春に甲子園出場。憧れの選手はヤクルト・山田。1メートル83、83キロ。右投げ左打ち。

 ▼JR東海・久保恭久監督(4安打で零敗)初回のENEOSさんの投手(関根)の投球を見て、ただ者じゃないという雰囲気がチーム内に出た。

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