安泰は近本だけ!!阪神・矢野監督、レギュラー白紙を明言 来季悲願の優勝へ大山もサバイバル

[ 2021年11月25日 05:30 ]

強化ランニングをする(左から)島田、高寺、坂本、大山(撮影・坂田 高浩)
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 阪神は24日に甲子園球場での秋季練習を打ち上げ、矢野燿大監督(52)が現時点で近本光司外野手(27)以外のレギュラー白紙を明言した。10日からの秋季練習では大山悠輔内野手(26)が外野に挑戦するなどチーム内の競争激化は必至。今季わずかの差で届かなかった悲願のリーグ優勝へ、熾烈(しれつ)なサバイバルを望んだ。

 来春への土台づくりとなる秋季練習が終了した。事実上のオフに突入。終わりの合図となる手締めの儀式はなく、26日からは鳴尾浜球場で再び指名練習が始まる。形を変えて鍛錬の秋は継続。矢野監督は既に来季へ向けた戦いが始まっていることを強調した。

 「もちろんスタートはしている。その気持ちは変わらないし、選手にもそういう気持ちでね。競争が本当に激しい。決まったポジションも少ないし、どこでもチャンスはある。誰が出てきてもおかしくないようなレベルまで、みんな上がってきていると思う」

 勝率5厘差で優勝を逃したとはいえ、確実にチームの底上げには成功した。77勝は両リーグ最多。一方でリーグ2位で悲願に届かなかった事実も残る。特に終盤は攻撃陣の急降下に加え、86失策は4年連続で12球団ワースト。それぞれが課題を痛感した1年だった。

 「(オーダーの)固定はこっちも安心だし、いいんだけど…。固定は楽なんだけど、今のチームでは競争の中で(オーダーを組む方が)いいんかなと思っている」

 選手間の競争が激化こそチーム全体の成長につながると確信し、来季は大胆な日替わりオーダー制で挑むことも視野。秋季練習からは大山も外野に本格挑戦した。今季の開幕4番でさえも安泰ではない。

 「スタメンで出る機会の少なかった選手も割り込んで入って来る可能性は十分持っている。白紙?ほんま、ほんま」と強調し、「レギュラーが決まっているのは近本くらい?」の問いに「うちで言えば」と明言した。

 中堅以外はどのポジションにも複数の候補が入り乱れ、横一線からの再スタートに近い。これまで控えに甘んじてきた選手には好機到来で、主力とされてきた面々も緊張感を持ってオフを過ごすことになる。指揮官にとっても来季は勝負の就任4年目で、V奪回だけを求められる。今季の屈辱をバネとし、大ジャンプへの助走に入った。(山本 浩之)

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