日本ハム・アーリン 再起戦で奮闘2勝目!札幌ドーム初勝利で初お立ち台

[ 2021年10月14日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム10―2西武 ( 2021年10月13日    札幌D )

<日・西>力投する先発のアーリン(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハム・アーリンが7月13日オリックス戦以来の先発で5回を3安打1失点(自責0)に抑え、5月23日西武戦以来の2勝目を手にした。緩急をうまくつけて的を絞らせず、5回は1死からの連打で一、二塁とされても岸を遊ゴロ併殺に仕留めてピンチを脱した。

 札幌ドーム初勝利で初めてお立ち台に上がり「素晴らしい気持ちだ。今日はヒーローになれる選手が何人かいたのに、選んでもらって光栄」と笑顔を振りまいた。8日が31歳の誕生日で、同僚のバーヘイゲンからは日本酒をプレゼントされていた。「いい投球をして飲みたい」という思いを現実のものとした。

 東京五輪の中断期間中に腰を痛めた。「足がしびれるような感覚が出て、投げることもままならない状態だった。症状を取り除くことから徐々に一つずつやってきた」。リハビリを支えてもらったトレーナーや通訳に、結果で感謝を示した。

 そのアーリンが「素晴らしいリードで、サインに首を振ることがほとんどなかった」と称えたのが清水。女房役はバットでも勝利に貢献した。7回、3点を追加してなお2死満塁から左越えへ自身3年ぶり2本目のグランドスラム。母・寛子さんが観戦に訪れていて「いいところを見せられて、ちょっと親孝行できた」と喜んだ。

 11日のドラフト会議で日本ハムが母校・九州国際大付の柳川大晟投手を育成ドラフト3位指名。迎える先輩として「うれしいし、もう少ししっかりしないといけないと思った」という。残り試合へ「最後まで諦めず戦う」と気を引き締めた。

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2021年10月14日のニュース