ロッテ6連勝!“五輪男”角中が千金打 16日にも51年ぶりM点灯

[ 2021年9月16日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ5―4ソフトバンク ( 2021年9月15日    ペイペイD )

<ソ・ロ>7回、左中間に適時二塁打を放つ角中(撮影・岡田 丈靖)
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 「五輪男」の本領発揮だ。4―4の7回1死二塁。ロッテ・角中のバットが、甲斐野の140キロフォークを捉えた。左中間への決勝二塁打。それでも、15年目のベテランは「個人的には打ち取られた当たり。ちょうどいい所に落ちてくれた感じ」と、ひょうひょうと振り返った。

 3回にはスチュワートの152キロ直球を右前適時打。「真っすぐを引っ張ったのは久しぶり。自分でもビックリ」。ここ2試合で3打点を挙げ、51年ぶりのマジック点灯を引き寄せる活躍にも、独立リーグからNPB入りした苦労人は浮かれなかった。

 五輪開催年には不思議な縁がある。ロンドン五輪の12年、リオデジャネイロ五輪の16年には、いずれも首位打者を獲得。1年延期で東京五輪が開催された今年も5月まで打率3割台をキープしたが、以降は成績は下降した。それだけに「今年は1カ月くらいしか仕事していない。終盤しんどいところで仕事できてよかった」と、胸をなで下ろした。

 成長株としてチームの原動力となっていた藤原も左ふくらはぎの打撲で離脱しており、前日からはチームトップの25本塁打をマークしている主砲のマーティンが発熱で離脱。主力不在の危機を見事に救う活躍でチームは今季最長タイの6連勝(1分け挟む)とした。2位のオリックスを4ゲーム差に引き離し、きょう16日にも1シーズン制ではリーグ優勝した70年以来となるマジック「26」が点灯する。井口監督は「(角中は)状態がちょっとずつ上がってきた。マーティンもいないのでやってもらわないと困る」と期待を寄せた。

 ポストシーズンを制して日本一まで駆け上がった10年は13試合の出場で1安打も記録できなかった角中は「自分としては優勝していない」とまで言う。反骨心と向上心で成り上がってきた男に、本当の意味での「優勝」という最高のタイトルが近づいてきた。(君島 圭介)

 ≪ロッテが○か△でM点灯≫首位・ロッテがソフトバンクに勝利、2位・オリックスは楽天に敗れた。この結果、16日にもロッテに優勝へのマジックナンバーが初点灯する。条件はロッテが○か△、オリックスが●ならM26が出る。1シーズン制でのロッテのM点灯は70年以来51年ぶりとなるがどうか。

 ▽70年9月5日のロッテM点灯 平和台で西鉄と対戦。3回までに0―7とリードされたが、山崎、江藤慎、池辺、アルトマンが本塁打するなど10得点で逆転勝ち。2位・南海が東映とのダブルヘッダーに連敗したためM24が点灯した。

 ▼ロッテ・中村奨(初回1死三塁で先制の中前適時打)初回からチャンスで回ってきたので先制できてよかった。チームが勝つことが一番。

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