侍 次なる目標はWBC エンゼルス・大谷出る!日本も主催者も本人も“希望”

[ 2021年8月8日 05:30 ]

東京五輪第16日 野球決勝   日本2―0米国 ( 2021年8月7日    横浜 )

プレミア12の韓国戦で先発した大谷
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 侍ジャパンの次なる目標は、早ければ23年に開催される第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での世界一奪回。最大の目玉はエンゼルスの大谷翔平投手(27)の招集だ。7月下旬、東京五輪に出場する侍ジャパンにエールを送っていた。「(金メダルを)獲ってくれればうれしい」。同学年の4番・鈴木誠をはじめ、かつての仲間たちの奮闘を海の向こうから気にかけていた。

 WBCは「野球の国際化」をうたう大リーグ機構(MLB)と大リーグ選手会が共同運営するWBCIが主催する大会。当初は21年に開催予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期された。日本を含めて世界で猛威を振るうデルタ株に対する対策など状況は不透明だが、23年に開催できれば、今季メジャー最多の37本塁打を誇る打棒に加え、先発の柱も務められる大谷に白羽の矢が立つ可能性は極めて高い。大会を盛り上げたいWBCサイドも世界的なスーパースターの出場を望むだろう。

 大谷にとっても雪辱を果たす絶好の機会。日本ハム時代だった17年3月の前回大会は2月のキャンプイン直前に右足首痛が明らかになり、参加を断念した。侍ジャパンは準決勝で初優勝した米国に敗退。投手として参加した15年プレミア12でも3位に終わっており、日の丸で頂点に立つ思いは強い。エンゼルスは今季から公式戦の出場可否に関して、大谷の意向を尊重しており、WBCへの参加についても本人の意向を尊重する可能性は高い。

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2021年8月8日のニュース