ダルビッシュも侍ジャパンの金メダルを祝福「格好いいですし、良いなと。思っている以上にすごいこと」

[ 2021年8月8日 16:31 ]

ダイヤモンドバックス戦に先発したダルビッシュ(AP)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(34)は7日(日本時間8日)、サンディエゴでのダイヤモンドバックス戦で今季22度目の先発登板。7回まで投げ今季最多タイの12個の三振を奪う、奪三振ショーを繰り広げた。7回を2失点で勝敗が付かず、8勝目はならなかったが、3ボールカウントになったのは2度、無四球だった。

 試合後の一問一答は以下の通り。

 ――曲がり球が良かった。
 「左打者には横曲がりのスライダーがすごく良くて、去年はあれでいつでもストライクを取れていた。それと縦のカーブも良い感じで落ちていた。スライダーが横から入ってくると、外のカーブ、高めのカーブに打者が反応しづらいところがあると思う」

 ――今日初球の速いカッターで2度内野ゴロアウトを取った。
 「左打者への速いカットボールは、真ん中に抜けても、まっすぐじゃない何かという感じがあると思いますし、外のスライダーもカバーしないといけないし、内側だと2シームもある。それと左の外のまっすぐを最近は投げられる。カッターがすごく効いているのかなと思います」

 ――4回の攻撃、打撃で併殺打となってイニングが終わった。
 「どうせなら三振しとけよと自分で思ったけど、思い切り一塁まで走ったので、下半身もだし、息も上がっているところがあった。すぐに外に出るのではなく、ゆっくり時間を取って。足のことは気にせずに、集中して投げようと切り替えました」

 ――4回、スプリットでワイルドピッチのあと、またスプリットで空振り三振。マウンドで落ち着いて見えた。
 「あのとき、捕手と遊撃手のクロネンワースがマウンドに来て、カラティニが速いカーブかスプリットのどっちが良いと聞いてきて、僕はどっちかなとクロネンワースに聞いたら、スプリットと言うのでスプリット投げたんですよ。あそこは彼のおかげです」

 ――ここ数試合、試合後のリモート会見が落ち着いている。精神的に充実しているようにみえる。
 「オールスター明けに色々あって、そのあと精神的に成長したいといろいろトライして、今すごく自分のコントロールの仕方がわかってきた。マウンドでも前回の試合も良かった。今日もうまくメンタル的にコントロールして投げられたと思う」

 ――侍ジャパンの金メダル。
 「すごいですね。金メダルの写真を見ましたけど、格好いいですし、良いなと。自国開催はアドバンテージもあるんですけど、プレッシャーもその分大きいと思いますから、その中でみんなで力を合わせて短期間、一丸で戦って金メダルを取った。色んな人が思っている以上にすごいこと。本当におめでとうございますと思っています」

 ――千賀、田中など、親交のある選手に激励のメッセージは送ったのか。
 「ないです。たくさんメッセージが来ていると思いますし、自分なんかが邪魔するのも嫌なので、存在を消して、あまり出しゃばったことは言わないように応援していました」。

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2021年8月8日のニュース