西武・佐々木 わずか3球で…初回先頭に危険球退場「大変申し訳ない」

[ 2021年7月3日 05:30 ]

パ・リーグ   西武3ー5オリックス ( 2021年7月2日    メットライフD )

<西・オ>先頭打者の福田に頭部死球を当てて、危険球退場となる西武先発・佐々木(撮影・尾崎 有希)
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 西武は、プレーボール直後に起きたまさかのハプニングが響き、またも4月21日以来の貯金を逃した。先発したドラフト2位の佐々木が、初回先頭・福田への3球目に頭部へ死球。初球を投じてからわずか40秒足らずで、球審から危険球退場を宣告された。 試合結果

 初回先頭打者への危険球は史上初の珍事。マウンド上でぼう然と立ち尽くした左腕は、ブルペンで渡辺が慌ただしく肩をつくる中、帽子を取り、深々と頭を下げてベンチ裏へ。「福田さんに大変申し訳ないことをしてしまいました。福田さんが大事に至らないことをただただ祈っております」と反省した。辻監督は「そりゃあ誤算だろ。調子がいいと聞いていたので、楽しみにしていたんだけど、あまりにも残念です」と嘆いた。(花里 雄太)

 ≪初回先頭打者へは史上初≫西武先発の佐々木は、初回先頭の福田に対する3球目が頭部死球となり危険球退場。過去の先発投手の危険球退場のうち、最速は昨年7月26日オリックス戦の藤平(楽)まで10人(11度)が記録した打者2人目となっており、初回先頭打者への危険球は史上初だ。また、救援で初球に危険球は過去9人いるが、先発3球目の危険球は17年9月30日阪神戦の畠(巨)の4球目を抜く最少投球数になった。なお、今季の退場は6月26日ソフトバンク戦の高田孝(楽=危険球)に次ぎ両リーグ2人目でともに新人。

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