西部ガスが出場3度目で念願の初勝利 主将の井手が4安打で貢献 次は大阪ガスと同業対決

[ 2021年7月3日 20:00 ]

第46回社会人野球日本選手権  1回戦   西部ガス 8―1 JFE東日本 ( 2021年7月3日    ほっともっとフィールド神戸 )

<JFE東日本・西部ガス>先発登板し6回1失点の好投する西部ガス・高椋(撮影・後藤 正志)
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 西部ガスが3度目の出場で大会初勝利を飾った。駒大苫小牧を率いて04、05年夏の甲子園を連覇し、17年11月から指揮する香田誉士史監督(50)は「むちゃくちゃうれしいです。東の横綱と言ってもいい相手に、こんな展開になるとは」。19年の都市対抗覇者・JFE東日本を破っての快勝に驚きの表情を浮かべた。

 入社5年目で主将の井手隼斗内野手(26)が13安打8得点の猛攻を呼んだ。初回にチーム初安打を放ち、5回は左越えへ適時二塁打。7回は左安打、8回は右翼へ適時三塁打で4安打の固め打ちだ。

 「打線を“点”から“線”にすることができた。勝利に貢献する一打を打ちたいと思っていた」

 福岡県屈指の公立進学校・修猷館から一般入試で同大へ。スポーツ推薦の選手たちに交じってレギュラーを勝ち取り、4年春には打率・415で関西学生リーグの首位打者に輝いた。5年ぶりの神戸での試合に「懐かしい気持ちもあって、楽しくできた」と笑顔で振り返った。

 2回戦は大会連覇を狙う大阪ガスとの同業対決。「本気で日本一を取りに行きたい」。主将の熱く燃える思いとともに“西の横綱”も倒しにいく。
 

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2021年7月3日のニュース