大谷が記録づくめの30号 ベーブ・ルースの“大記録”を102年ぶりに更新

[ 2021年7月3日 15:34 ]

9回裏、サヨナラのホームを踏んだエンゼルスの大谷(AP)
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 オリオールズ戦で2本塁打を記録したエンゼルスの大谷翔平(26)はチームの今季81試合目で30号に到達したが、これは今季開幕時にチームメートでその後ドジャースに移籍したアルバート・プホルス(41)がカージナルスに在籍していた2009年以来、リーグ史上22人目の快挙。ア・リーグでは1999年のホセ・カンセコ(当時デビルレイズ)以来、22年ぶりの“超速30号”となった。

 また29号を記録した時点でエンゼルスの球宴前までのチーム最多本塁打記録を更新。盗塁数も記録に絡んでおり、AP通信によれば、ナ・リーグでは1998年のサミー・ソーサ(カブス)と2009年のプホルスの2人が30本塁打と10盗塁(現在12)を81試合目までにクリアしているが、ア・リーグでは大谷が初めてとなった。

 さらに大谷は今季12試合に投手として先発しているが(3勝1敗)、少なくとも10試合に投手として登板した選手のシーズン最多本塁打は1919年に17試合に登板(9勝5敗)したベーブ・ルース(当時レッドソックス)の29本塁打。メジャーで1世紀以上にわたって存在してきた“大記録”を書き換える1日となった。

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