オリックス平野、復帰登板で1回無安打無失点「僕的にはいいんじゃないかと」 プロアマ交流戦

[ 2021年5月20日 13:59 ]

オリックス・平野佳
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 頸部(けいぶ)痛で出場選手登録を抹消されているオリックス・平野佳寿投手(37)が20日、関メディベースボール学院とのプロアマ交流戦で実戦復帰。先発で1回を投げ、打者3人に対し、無安打無失点。直球は最速141キロを計測し、三振も2つ奪った。

 1軍復帰への階段を順調に上った。強風小雨の難コンディションながら普段通り、冷静に投球。1番打者を中飛に打ち取ると、2、3番打者は直球、スライダーで追い込んで、ともにフォークボールで空振り三振に仕留めた。「直球も変化球も全部、思ったところに投げられた。僕的にはいいんじゃないかと思う」。今後の課題については「出力ですね。もちろんスピードだけではないが、もっと出たらホッとはする。今日の感じで投げて、普通に投げて、もっと(球速が)出るように」と挙げた。

 今季、4年ぶりに日本球界に復帰。開幕から6試合に登板し、0勝1敗1セーブ3ホールドを記録したが、4月16日に登録を抹消された。当初は最短となる10日後の戦列復帰を目指していたが、調整途中で再び、同カ所を痛めた。「比嘉さんや能見さん、ベテランが引っ張って、若手も本当に頑張っている。チーム的にはいい状態だし、僕も自分のやるべき事をやって勝利に貢献して、それを優勝につなげたい」。チームは借金2ながら首位・楽天とのゲーム差は4。チームメートの一丸となっての奮闘ぶりを心の支えに練習を進めてきた。

 「ここからどんどん投げて、調子を上げていければいいし“来い”と言われれば、いつでも行けるようにはする。必要だと言ってもらえれば、そこに合わせてやる」。日米通算165セーブ、190ホールド。実力者は確実に状態を上げ、首脳陣からの指名を待つ。

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2021年5月20日のニュース