【大谷と一問一答】三刀流で奮闘も最速153キロ止まり 故障の心配「ない。単純に体が動かなかっただけ」

[ 2021年5月20日 13:39 ]

試合後にオンライン会見に応じる大谷

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が20日(日本時間21日)、「2番・投手」で先発して4回2/3を投げ、1本塁打を含む5安打2失点、5三振2四球1暴投で勝敗は付かなかった。1勝0敗のままで、防御率は2・37。降板後は右翼守備に就き、6回限りでベンチに退いた。打者では3打数1安打だった。内容は三直、中飛、三前バント安打で打率は・272。14本塁打は依然として両リーグトップ。チームは2―3で敗れた。

 以下、試合後の主な一問一答。

 ――球速が出ていなかった。
 「まっすぐがいかないなという感じでしたね。その代わりにカットが良かったので、多めに投げただけかと思います」

 ――故障の心配は。
 「ないと思いますね。そのまま打ってましたし。単純に体が動かなかったなという感じだと思います」

 ――もっと休養が必要だと感じたか。
 「普通にやっていても、そういう日、そういう登板もありますし。逆に言えば、そういう登板の時にどういう投球ができるかが大事になってくる。欲を言えば、もう1、2イニングを投げて、中継ぎの負担を減らせればと良かったなと思います」

 ――直球の球速低下には自分でも驚いたか。ブルペンから感じていたか。
 「いかないと思いましたけど、無理やり出しにいく方法もあれば、今日みたいに打たせることにシフトすることもある。今日は後者だっただけかなと思います」

 ――カットボール習得の理由はまっすぐがいかない日に使えるからか。
 「それもありますし、単純に前回みたいにまっすぐを多めに投げた次の試合というのは、どうしても相手チームはまっすぐを狙ってきたりするので。そこで1球で終わればこちらも楽ですし。そういう意味の球種でもありますね」

 ――球速を含めて自己評価は。
 「高くはないですね。それは間違いないですし。その中でなるべく長い回を投げたいなとは思っていたので。最後に投げられたら、それなりの点数かなと思っています」

 ――日々、二刀流で話題になっている。
 「周りの反応は難しいので、分からないですけど、やることだけやって1年間、やり続けられればと思いますし。結果、評価してもらえるなら、それはそれで嬉しいことだなと思っていますね」

 ――毎試合出場して投打やっている。
 「疲労はやればやるほど溜まっていくのかなと思うんですけど。その中でオフの日やDHで出るにしても、練習量だったりとか、そこまでの過程で調整できるところがあると思うので。そういう微調整でやっていきたいなと思います」

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2021年5月20日のニュース