ロッテ“執念”ドロー!逆転して逆転され最後に追いついた 両軍計16得点乱打戦

[ 2021年5月13日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ8ー8ソフトバンク ( 2021年5月12日    ペイペイD )

<ソ・ロ>9回1死二、三塁、左前適時打を放つ代打・エチェバリア(撮影・岡田 丈靖) 
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 追いかけ、追い越し、そして追い越されても、最後に追いついた。ロッテ・井口監督は「痛いんだか、かゆいんだか分からないけれど…。こういう展開で最後にモイネロから点を取れたのは大きい」と息を吐いた。

 0―3の5回に一挙6点を奪った。4回まで完全投球だった和田からレアードの2戦連発の同点6号3ランなど、打者10人攻撃で逆転。だが、3番手・ハーマンが7回に5失点し再び劣勢に。6―8の9回は難攻不落のモイネロが相手。今季は前日まで14試合で1失点のみの左腕だ。

 それでも敵失と四球で1死二、三塁。代打のエチェバリアが左前適時打を放ち、荻野の中犠飛で追いついた。キューバ出身でメジャー通算778安打、37本塁打のエチェバリアにとって、同郷の後輩左腕。「直球の強い投手。面識はないが、キューバ代表で試合に出ていたのは知っていた」とチェンジアップに食らいつき来日初打点をマーク。チームのモイネロからの得点は、18年7月24日以来1024日ぶりだった。

 ロッテとソフトバンクは、今季の逆転勝ちがリーグ最多の9試合で並んでいた。まさに執念。今季5度目の引き分けに指揮官も「(モイネロからは)なかなか走者が出ない中で、しっかりと四球を選んで、バントも決めて、エチェもよく打ってくれた」と称えた。首位・楽天とは1ゲーム差。簡単に離されるわけにはいかない。(横市 勇)

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2021年5月13日のニュース