明大の1年生・宗山塁 リーグ戦初安打は豪快アーチ「入るとは思わなかった」

[ 2021年5月8日 13:56 ]

東京六大学野球第5週第1日   明大3―1法大 ( 2021年5月8日    神宮 )

<法大・明大>5回1死、ソロ本塁打を放ち、ダイヤモンドを回る明大・宗山(撮影・河野 光希)
Photo By スポニチ

 明大のルーキー・宗山塁内野手(1年、広陵)が、リーグ戦初安打を初アーチでマークした。

 3回から遊撃の守りに就くと、1―0の5回1死から右越えソロ。今秋ドラフト候補に挙がる法大・三浦銀二投手(4年、福岡大大濠)が投じた初球、138キロの内角直球をライナーで運んだ。
 「打った瞬間、感触は良かったけど、入るとは思わなかった。頭を越えてくれと思っていた。チームが勝つための打席にしようと思っていたので良かった」と振り返った。

 広陵では通算18本塁打を放った左のスラッガー。「高校と比べて真っすぐの切れ、変化球の精度が違う。突っ込むと打たされてしまうので、軸で回ることを意識して練習してきた」と、確実性を上げるスイングに改良した。田中武宏監督は「ショートの守備は抜群。バッティングも慣れてきて、強い打球を打てるようになってきた」と期待を寄せた。

 7回にも右前打を放マルチ安打をマーク。それでも宗山は「自分の結果を求めるのではなくて、チームの勝利を優先していきたい」と、ルーキーらしからぬコメントを繰り返した。(川島 毅洋)

 ◇宗山 塁(むねやま・るい)2003年(平15)2月27日、広島県生まれの18歳。小1から野球を始める。三良坂中では高陽スカイバンズに所属。広陵では1年夏、2年春に甲子園出場。好きな食べ物は焼き肉。特技はリフティング。趣味は音楽鑑賞。好きな言葉は「ありがとう」。1メートル76、75キロ。右投げ左打ち。

続きを表示

2021年5月8日のニュース