広島・石原 栗林と同時出場の「抑え捕手」抜てき 佐々岡監督「前から守備力を買っている」 

[ 2021年5月8日 21:31 ]

セ・リーグ   広島4-3中日 ( 2021年5月8日    バンテリンD )

<中・広(7)>イニングまたぎでセーブを挙げ、石原(右)に労われる栗林(撮影・椎名 航)
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 広島・石原貴規捕手(23)が「抑え捕手」の役割を見事に務めた。

 4―3の8回1死満塁で栗林の登板と同時に途中出場。9回に直球の制球力が不安定になると、1球も投じていなかったカーブを多投させる巧みなリードで1点差勝利に貢献した。この配球には1学年上の栗林も「石原のリードのおかげ」と頭を下げた。

 佐々岡監督は、8回のイニング途中での起用について「前から守備力を買っている。ちょうど(9回から投手との)同時交代を考えていた中で、あそこで替える(選択)となった」と説明した。

 現在、会沢が下半身のコンディション不良で抹消中。正捕手不在の緊急事態に出場機会を増やしてアピールを続けている。この日は坂倉に先発を譲るも「抑え捕手」として連敗ストップに貢献。大卒2年目捕手の評価が急上昇している。

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