広島・栗林、シビれる記録更新!8回1死満塁で救援、4球連続フォークで併殺打 9回も無失点

[ 2021年5月8日 18:12 ]

セ・リーグ   広島4―3中日 ( 2021年5月8日    バンテリンD )

<中・広>イニングまたぎでセーブを挙げ、石原(右)に労われる栗林(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 広島のドラフト1位ルーキー右腕・栗林良吏投手(24=トヨタ自動車)が中日戦(バンテリンD)でリリーフ登板。自身が打ち立てたドラフト制以降の新人記録を更新するデビューから15試合連続無失点を達成した。

 4―3で迎えた8回、3番手左腕・塹江が1死から木下拓、阿部、根尾に3連続四球を与えて満塁としたところでリリーフし、代打の代打・井領を4球連続フォークで投ゴロ併殺打に仕留めて無失点。イニングまたぎとなった9回は安打と四球で無死一、二塁のピンチを招いたが、送りバントの構えをしていた滝野を高めのカーブで見逃し三振に取ると、主砲・ビシエドを“伝家の宝刀”フォークで空振り三振。最後の打者となった高橋周もフォークで二ゴロに仕留めた。1回2/3で打者6人に対して23球。1安打2奪三振1四球で無失点という投球内容だった。

 栗林は開幕第2戦となった3月27日の中日戦(マツダ)でプロ初登板初セーブ。4月25日の巨人戦(東京D)では9―8で迎えた9回に若林、丸、岡本和を3者連続三振に仕留めてデビュー12試合連続無失点とし、記録に王手をかけた。そして、5月3日の巨人戦(マツダ)では2―3と1点ビハインドの9回に登板。スモーク、ウィーラー、若林を3者凡退に仕留めてデビュー13試合連続無失点として2019年甲斐野央(ソフトバンク)の新人記録に並んだ。4日の巨人戦(マツダ)では1死から梶谷に左翼線二塁打を許したものの、坂本を三ゴロ、丸を空振り三振に仕留めて失点を許さず。新記録達成にガッツポーズで喜びを爆発させていた。

 栗林は名城大時代に愛知大学リーグ通算32勝をマーク。トヨタ自動車ではエースとして活躍し、2020年ドラフト1位で広島入りした。

続きを表示

この記事のフォト

2021年5月8日のニュース