松井秀喜氏 印象に残る巨人―阪神戦は…「名勝負とは別のところが印象に…ガルベスが暴れたとかね」

[ 2021年4月15日 18:50 ]

1998年7月31日、甲子園での阪神戦で球審にボールを投げつけ退場となった巨人ガルベス投手(右)
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 ニッポン放送「ショウアップナイター 巨人×中日」が15日、番組の放送開始55周年を記念し“特別広報大使”に就任した松井秀喜氏(46)の独占インタビュー第3弾を放送。米ニューヨークからリモートでインタビューに応じた松井氏は、“伝統の巨人―阪神戦”で印象に残っている試合として、1998年7月31日の「ガルベスが暴れた試合」を挙げた。

 松井氏は最も印象に残っている阪神戦について「私が甲子園で最後の試合だったかな~。負けて胴上げしたっていうね。2002年だったかな?あっけなくサヨナラ暴投かなんかで負けたんですけど…試合終了前に2位のヤクルトが負けて優勝が決まってたんですよ。何かすごいおさまりが悪かったっていうね。最後負けて六甲おろし聞いてから胴上げっていうのは、今思ってもなかなか違う意味で(心に)残っていますけどね」と延長12回、一死満塁から前田幸長投手の暴投によりサヨナラ負けした試合を挙げた。当時は試合後、六甲おろしの大合唱の間に巨人ナインは阪神ファンに配慮し一旦ベンチ裏に戻り、その後あらためて原監督を胴上げするという異例の優勝インタビューとなった。

 その他には「あとはマキさん(槙原)が新庄さんに敬遠のボール打たれサヨナラ負けしたっていう」と1999年6月12日の甲子園での阪神戦で4―5とサヨナラ負けした試合を挙げ、さらに「そういう名勝負とは別のところが印象に残っていることが多いんですよ、ガルベスが暴れたとかね。そういうどうでもいいことは覚えてるんですよ、あまり自分のいい事は覚えてないですけどね」と松井氏。1998年7月31日の甲子園での同カードは、球審に向かってボールを投げつけるという前代未聞の行動に出たガルベスの印象が強く、当時から20年以上経過しても頭から離れない様子だった。

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