明豊 初の決勝進出!G太田弟・虎次朗が先発で5回2/3を3失点&適時打 「ホッとした」

[ 2021年3月31日 16:23 ]

第93回選抜高校野球大会第10日第2試合 準決勝   明豊5―4中京大中京 ( 2021年3月31日    甲子園 )

<中京大中京・明豊>4回1死満塁から明豊・塘原は先制の左犠飛を放つ(撮影・平嶋 理子)
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 第93回選抜高校野球大会第10日は31日、兵庫県西宮市の甲子園球場で準決勝が行われた。第2試合では、明豊(大分)が5―4で中京大中京(愛知)に勝利し初の決勝進出を果たした。

 明豊は4回1死満塁から塘原俊平の左犠飛で先制、さらに2死一、二塁から太田虎次朗の右前適時打、簑原英明の左越え2点適時二塁打、阿南心雄の中前適時打で4点を追加した。先発した背番号10の左腕・太田は6回途中まで3失点と好投。代わったエース右腕・京本真がリードを守る。2点リードの9回は無死一、三塁のピンチを招いたが、1失点でしのいだ。

 中京大中京は、5回に1点を返し、6回1死二、三塁から加藤優翔が左前2点適時打で追い上げたが、反撃も届かず24年ぶりの決勝進出はならず。先発した背番号10の左腕・柴田青が4回途中まで投げ5失点。救援したエース畔柳亨丞は2回無安打無失点で降板し、7回から2年生右腕・大江嶺が登板した。

 試合後、先発した太田は「ホッとしています。最終回は継投になるとわかっていた。京本に任せたというか信頼関係あったのでしっかり頼むことができた」と振り返った。「試合作ること意識して投げた。試合作れてよかった」。今大会全4試合に登板しているが「甲子園に来れば疲れは吹っ飛ぶ。楽に投げられた」と笑顔を見せた。

 4回のピンチでは連続三振で切り抜け、「試合のポイントだと思った。腕振って三振とりにいった」。頼もしい守備陣の援護には「打たせてとるピッチングすれば守備守ってくれる。信頼して投げることができます」と感謝。打っては4回に適時打を放ち「甘い球をしっかり絞って打つイメージでいった。楽しかった」と喜んだ。

 東海大相模との初の決勝へ「目指してきたのは日本一。日本一をとれるように頑張ります」と力をみなぎらせた。

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