天理・中村監督 エース達の登板回避「体の状態があまりよくなかった」

[ 2021年3月31日 13:37 ]

第93回選抜高校野球大会第10日第1試合 準決勝   天理0―2東海大相模 ( 2021年3月31日    甲子園 )

<天理・東海大相模>スタメンを外れ、ベンチに戻るナインを迎える天理・達(左から2人目)(撮影・後藤 正志)
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 第93回選抜高校野球大会第10日は31日、兵庫県西宮市の甲子園球場で準決勝が行われた。第1試合では、天理(奈良)が0―2で東海大相模(神奈川)に敗れ、24年ぶりの決勝進出はならなかった。

 6回1死三塁の好機をつくるなどしたが、東海大相模の左腕・石田隼都の前に15三振を奪われ3安打で無得点。今大会初先発の背番号17の左腕・仲川一平が粘りの投球で8回1失点。2番手・南沢佑音は9回に暴投で1失点し、エース右腕・達孝太は登板機会がなかった。

 試合後、中村良二監督(52)は「やりきりました。この甲子園で4試合戦えたことが本当によかった」と言い、東海大相模の左腕・石田を「本当に感心します。素晴らしい投手です。ボールが先行してもその後、しっかり打者に向かっていく姿勢は、うちの投手陣も勉強になる」と称えた。この日、マウンドに立つことがなかった達については「体の状態があまりよくなかった」と言い、「その中でも仲川が良く投げてくれた。直球や変化球、すごう球がなくても抑えられることは他の投手にとってもいい影響がある」と評価。夏に向けて「こういった好投手と戦えるようにチームを仕上げていきたい」と話した。

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