筑波大の佐藤隼輔が148キロで5回0封5K―11球団スカウトに猛アピール、「間違いなく上位候補」

[ 2021年3月9日 15:00 ]

オープン戦   筑波大0―0東洋大 ( 2021年3月9日    茨城県石下球場 )

オープン戦<筑波大・東洋大>5回無失点の好投を見せた筑波大・佐藤隼(撮影・光山 貴大)
Photo By スポニチ

 首都大学野球リーグの筑波大は9日、茨城県の石下球場で東洋大とオープン戦を行い、0―0で引き分けた。最速151キロ左腕でドラフト上位候補に挙がる佐藤隼輔投手(3年)は今年初登板で先発し、5回1安打無失点の好投。最速は148キロで5三振を奪った。

 力感のないフォームから繰り出す140キロ台中盤の直球、切れ味鋭いスライダー、ブレーキの効いたチェンジアップ。全ての球種が有効だった。

 安打は5回に許した遊撃への内野安打1本に抑え、視察した11球団17人のスカウトに猛アピールした。

 楽天の後関昌彦スカウト部長は「良かった。まして、仙台の子だからね。右打者のインコースにキレのあるボールを投げ込めていた。特にチェンジアップが良かった。打者は真っすぐと思って振っていた。それだけ腕が振れているということ。今のままいけば間違いなく上位候補」と高評価を与えた。

 ◆佐藤 隼輔(さとう・しゅんすけ)2000年(平12)1月3日生まれ、宮城県出身の21歳。小4から野球を始める。広瀬中を経て、仙台高では1年夏からベンチ入りも甲子園出場は果たせず。筑波大でも1年春からベンチ入り。19年に大学日本代表に選ばれた。首都大学リーグ通算22試合で8勝4敗、防御率1・07。1メートル81、82キロ。左投げ左打ち。

続きを表示

2021年3月9日のニュース