Honda鈴鹿のルーキー栗原 亜大時代に0本塁打の男が敗戦の中でキラリ一発 

[ 2021年3月9日 18:38 ]

第75回JABA東京スポニチ大会 予選リーグB組   東京ガス(1勝)5―3Honda鈴鹿(1敗) ( 2021年3月9日    岩槻 )

スポニチ大会<東京ガス・Honda鈴鹿>7回2死一、二塁、Honda鈴鹿・栗原は右越えに3ランを放つ(撮影・西尾 大助)
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 延長10回、タイブレーク(無死一、二塁から)の末に敗れた鈴鹿の中で、元気な打撃を見せたのが亜大から入社したルーキー栗原健だった。

 3回に左前に社会人初安打を放つと3点を追う7回には、東京ガスのドラフト候補左腕・高橋から右翼席へ同点の1号3ラン。先輩から頭を叩かれながらベンチで最高の笑顔を見せた。

 「打ったのはチェンジアップ。うまく打てました」“左対左”を苦にせず1番打者として丸井健太郎監督の期待に十分に応えた。常葉大菊川時代はフルスイングが持ち味で高校通算48本塁打のスラッガー。だが亜大ではチームの勝利が最優先。「個を捨て和がチームのスタイル」(栗原)とフルスイングをやめチーム打撃に徹してきた。不動のレギュラーとはならなかったが、大学3年生のときだった。都市対抗のためHonda熊本が亜大のグラウンドを借りた際、その練習に参加。熊本、鈴鹿、狭山のHonda3チームの統括GMを務める甲元訓氏が栗原の打撃を見て「鈴鹿に来ないか」と誘われ今がある。

 鈴鹿に来ると「自分らしさを出しなさい」と言われ、考えた末に出した答えが思い切りの良さだった。この日の一発も思い切りの良さが生んだ本塁打。「大学時代、1本のホームランも打ってないんです。高校3年夏の甲子園県予選以来の一発です」とマイク・タイソン似のワイルドな顔をほころばせた。「でも亜大の4年間があって今の僕です。あれほど練習に打ち込んだ時期はない。生田監督はじめコーチ、チームメートに感謝です。社会人で活躍する姿を報告したいです」。

 昨年、狭山のHondaが都市対抗を制した。今年は鈴鹿が。ルーキーは東京スポニチ大会で自信をつけ、さらなる飛躍を誓っていた。

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