DeNAドラ5・池谷、救援左腕の光　大敗濃厚での登板も、ぶれず無失点「打者との駆け引き楽しかった」

練習試合   DeNA2－10楽天 （ 2021年2月25日    宜野湾 ）

＜D・楽＞1回無失点で楽天打線を封じる池谷（撮影・白鳥　佳樹）　　　　　　　
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　大敗の中で差した一筋の光だ。DeNAのドラフト5位左腕・池谷（ヤマハ）が楽天との練習試合の7回に4番手で登板。1回1安打無失点に抑え「打者との駆け引きが楽しかった。球が浮いた部分もあったがいい緊張感も持てた」と笑った。

　6回終了時でスコアは0―10。20安打された乱調投手陣の中、ぶれずに結果を出した。1死から5番・和田に左前打を浴びたが、続く小郷を中飛に仕留め、最後はここまで2安打を放っていた田中和を128キロチェンジアップで捕邪飛。胸を張ってベンチに戻った。

　豪快な投球フォームで投球時に「おりゃ！」と声を発する。ヤマハ時代に「自分の良さを出そうと」と身に付けた。この日は最速141キロも変化球とのコンビネーションも抜群。これで実戦2試合で2回無失点と好調だ。

　救援左腕のエスコバーの来日がコロナ下で遅れており、新戦力の台頭は三浦監督も大歓迎。「中継ぎで信頼される投手になる」と意気込んだ左腕について、指揮官は「いい投球。投手陣に刺激を与えてくれた」と称えた。（大木　穂高）