早大のスラッガーは東京ガスでも健在 小野田俊介の姿勢に山口監督「修行僧のよう」

[ 2021年2月26日 18:42 ]

日本製鉄鹿島とのオープン戦後、主軸の小野田(右)と期待を込める山口監督(撮影・柳内 遼平)
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 社会人野球の第75回JABA東京スポニチ大会(3月8日開幕、神宮など)に出場する東京ガスはオープン戦で実戦感覚を磨いている。24日は都内の同社グラウンドで日本製鉄鹿島(鹿嶋市)とオープン戦を行い、7―3で勝利した。昨年の都市対抗ではセガサミーの補強選手で活躍した小野田俊介外野手(28=早大)は4打数3安打と好調。今年も打線の核としてチームをけん引する。

 小野田は自由自在に打球を操る。「4番・一塁」で先発した東京地区を代表する右の強打者は2打席連続で痛烈な左前打を放つと、5回は無死二塁で進塁打となる二ゴロで後続の適時打を演出。最終打席となった7回はお手本通りのセンター返しで猛打賞。順調な仕上がりにも「ヒットは出ているが、色々とやることはある」。慢心なき4番打者に山口太輔監督は「(進塁打となった)右打ちも狙い通りのバッティングで4の4の働き。打線の中で頼りになる存在」と信頼を寄せた。

 早実では2年春にセンバツで本塁打を放つなど2度の甲子園を経験。早大では1年春からリーグ戦に出場し、通算13本塁打を放った。東京六大学野球を代表するスラッガーも東京ガスに加わった当初は苦戦した。15年から19年の日本選手権と都市対抗の通算成績は8打数1安打。山口監督も「入社当初は苦労した時期もあった」と振り返る。

 転機は入社5年目に行った打撃フォームの改良だった。従来の上から叩く形から「インパクトゾーンを長く取るイメージで」とレベルスイングに近い形に変更した。修正を重ね、6年目の昨年は「芯を外れても、差し込まれてもヒットになるようになった」と感覚を掴み、都市対抗は補強選手でセガサミーに加わり打率・389、1本塁打と文句なしの成績を残した。

 高校、大学、社会人の全てのカテゴリで結果を残してきた男は「昨年の都市対抗はチーム(セガサミー)の雰囲気に助けられたところもある。今年は自分が主体的にチームを引っ張りたい」。ベテランが見せる練習でのひたむきな姿を山口監督は「修行僧のように取り組んでいる。若手に良い影響を与えている」と称える。

 スポニチ大会へ向け指揮官は「打順はまだ決まっていない」というが、小野田は何番に入っても最高の打撃を披露する準備が出来ている。

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