清原氏、夢の「高校野球監督」へ第一歩 5日にも学生野球資格回復 承認されれば25年6月以降指導可能に

[ 2021年2月5日 05:30 ]

清原和博氏
Photo By スポニチ

 西武、巨人などで活躍し、歴代5位の通算525本塁打を放った清原和博氏(53)が、学生野球の指導者になるために必要な資格回復の研修を受講したことが4日、分かった。5日の日本学生野球協会の審査で承認されれば、国内の高校野球、大学野球の資格を回復する。

 学生野球協会の指導者に関するガイドラインには「適任者に該当しない者」として、執行猶予の期間経過後5年を経過していないとの規定がある。清原氏は2016年に覚醒剤取締法違反で有罪判決を受け、懲役刑の執行猶予期間(4年)が昨年6月15日に満了。規定によれば25年6月以降に指導可能となる。

 清原氏は高校時代にPL学園の4番として夏の甲子園で2度の優勝を果たした。昨年、執行猶予期間が満了した際、本紙の取材に「高校野球の監督をやりたい」と夢を語っていた。特別な場所である甲子園に「連れて行ってあげたいし、自分ももう一度行きたい」とも話していた。最近は野球教室で少年たちを熱心に指導している。

 慶応高でアメリカンフットボール部に所属していた長男の正吾さん(18)は今春に進学する慶大では野球部に所属する。清原氏もアマチュア野球の指導者になり、野球界の発展に尽力する。

 ◆清原 和博(きよはら・かずひろ)1967年(昭42)8月18日生まれ、大阪府出身の53歳。PL学園で5季連続出場した甲子園では歴代最多の通算13本塁打。桑田真澄との「KKコンビ」で優勝2回、準優勝2回。85年ドラフト1位で西武入りし86年に新人王を獲得。96年オフに巨人へFA移籍し、05年オフにオリックス移籍。08年に現役を引退した。通算2338試合で2122安打、打率.272、525本塁打、1530打点。右投げ右打ち。

続きを表示

2021年2月5日のニュース