ダルが「野球を始めたキッカケ」 それは今も語り継がれるあの“伝説の試合”だった

[ 2021年2月5日 18:27 ]

昨年、カブスでプレーしたダルビッシュは今季、トレード移籍したパドレスでプレーする(AP)
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 カブスからパドレスに移籍したダルビッシュ有投手(34)が5日、自身のツイッターを更新。生まれて初めて見た野球の試合があの“伝説のシーン”だったことを明かした。

 「自分が生まれて初めて見た野球の試合は篠塚さんが伊藤智仁さんからサヨナラホームランを打った試合でした」。ダルビッシュが記したこの試合は1993年6月9日に行われた巨人―ヤクルト戦(石川)で、ヤクルトにドラフト1位で入団した新人右腕・伊藤智仁投手が8回2/3まで無失点、当時セ・リーグタイ記録だった16奪三振の快投を見せながら、広角打法で知られた篠塚和典内野手(92年途中に利夫から改名)にサヨナラ本塁打を打たれた1戦。第2次長嶋政権の初年度で石川県出身の松井秀喜がルーキーイヤーだったこともあってこの試合は大きな注目を集めたが、当時35歳のベテランだった篠塚が打席で2度タイムをかけて伊藤をじらした末にサヨナラ弾を放つまでの一連の流れ、悔しさのあまりグラブを投げて感情を爆発させた伊藤の姿もあってプロ野球史に残る伝説のシーンとなっている。

 「野球は知りませんでしたが、サヨナラで選手が喜んでいるのを見て楽しそうだと思ったのが野球を始めたキッカケでした」とダルビッシュ。1986年8月生まれのダルビッシュは当時6歳だったが、今も語り継がれる有名なシーンは幼いダルビッシュ少年にも強烈な印象を残したようだ。

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