野球部存続のため部員は出向…居酒屋経営のジェイプロジェクト 緊急事態宣言のピンチに総力戦

[ 2021年1月19日 05:30 ]

昨年のチームで主将を務めた片岡(右)にトスを上げるチーム最年長の今井(左)
Photo By スポニチ

 居酒屋など飲食業が主な事業で、昨年の都市対抗大会に8年ぶり2度目の出場を果たした社会人野球のジェイプロジェクト(名古屋市)がコロナ禍による緊急事態宣言を受けて18日から対象地域のほぼ全店で完全休業を始めた。部の存続のため部員が選んだ方法は「出向」だった。

 昨年12月24日。本社の新田治郎代表取締役は本社に集めた部員の前で休部を否定し、存続の方法論を説いた。

 「株主や社員、全員が納得できる形で進めていく。稼ぐことができる野球部になれば、いいのではないか」

 昨年3月1日から11月30日までの第3四半期連結累計期間で19億円超の純損失を計上。年間数千万円の予算の野球部にも逆風は吹く。普段は社員としてホールなどで働く部員は労働の対価を運営費の一部に回すため、年明けから他業種へ出向。現在は週に1日程度で、今後は業種を増やす計画もある。

 チーム最年長の今井雄一内野手(34)は「新鮮で、楽しくやらせていただいています」と前向きに捉える。明るい未来を信じ、今は総力で耐える。 (桜井 克也)

続きを表示

「始球式」特集記事

「田中将大」特集記事

2021年1月19日のニュース