プロ野球、2・1静寂のキャンプイン…沖縄の9球団も無観客実施へ

[ 2021年1月19日 05:31 ]

沖縄キャンプ予定地
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 プロ野球12球団のキャンプ全てが無観客で実施されることが18日、濃厚となった。感染拡大が止まらない沖縄県は、19日にも県独自の緊急事態宣言を発令する見通しとなった。既に宮崎では県からの要請を受け、緊急事態宣言の発令中は無観客で実施することを決定済み。12球団はキャンプ地の感染状況を注視した上で、各自治体からの要望を尊重することで一致しており、19日の実行委員会で方針を固めるとみられる。

 宮崎に続き沖縄も静寂の中での球春到来を余儀なくされそうだ。沖縄県はこの日夕方、対策本部会議を開き、県独自の緊急事態宣言について協議。19日に宣言を出す方向で最終調整に入った。これを受け、多くの集客が望めるプロ野球のキャンプも、感染拡大防止のため無観客での実施が濃厚となった。

 沖縄では9球団のキャンプが、1・2軍合わせて計13カ所で予定されている。12球団は既に宮崎のキャンプを無観客で実施することを決定済み。宮崎は1月22日までの県独自の緊急事態宣言を発令している。県から「国および県独自の緊急事態宣言中は無観客での実施」を要請され、受け入れた。かねて「12球団で足並みをそろえるべきでは」という声もあり、沖縄でも宣言発令が最終調整を迎えたことで、同様の方針を協議するとみられる。宮崎の例では宣言解除後は、当地と全国の感染状況を踏まえて、観客への対応を検討することとなっている。

 16日には沖縄県内で過去2番目に多い130人の新規感染者が出た。その直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者は全国で9番目に多かった。石垣島でキャンプを行うロッテは、石垣市と協議して無観客での実施を14日に決定していた。12球団はキャンプ地の感染状況や医療体制など精査し、各自治体の意見や要望を尊重することで一致している。「自治体からの要請があれば受けると決めている」と日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は話している。

 沖縄県では昨年2月に県内外の約35万人がキャンプ、オープン戦を観戦したとされている。2月23日からは県内でオープン戦が計10試合予定されているが、感染拡大が長引くようだとファンが入場できる保証はない。キャンプならではの選手との触れ合い、三線(さんしん)や指笛での応援は、今は我慢を強いられることになる。

 《昨年の経済効果120億円超》りゅうぎん総合研究所のデータによると、20年の沖縄県におけるプロ野球春季キャンプの延べ観客数は約35万4000人。うち県外からの観客は約8万3000人で、経済効果は121億6800万円だった。沖縄県はスポーツ推進計画において、スポーツを活用した観光振興と地域活性化を目指しており、無観客での春季キャンプ開催となれば大きな影響が出る。

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