ソフトバンク・城島会長付特別アドバイザー 新人にエール「お金稼げよ」「いい車乗れよ」「有名になれよ」

[ 2021年1月19日 05:30 ]

自主トレを視察し、会見する城島・会長付特別アドバイザー
Photo By 代表撮影

 ルーキーに“ジョー言”連発だ。ソフトバンクの城島健司球団会長付特別アドバイザー(44)が18日、福岡県筑後市のファーム施設で新人合同自主トレを視察。新人選手との直接の接触はなかったが、報道陣を介して城島節でプロで成功する5つの金言を送った。さらに小久保裕紀新ヘッドコーチ(49)と共闘し、さらに強いチームを築くと語った。

 今年初めての筑後を訪問した城島アドバイザーだったが、新人合同自主トレは視察のみで、ルーキーとの交流はなかった。だが、約6時間の滞在後に「しゃべらないと死んでしまう」と報道陣に20分ほど熱弁。未来のホークスを支える新加入13選手に5つの金言を授けた。

 (1)お金稼げよ

 「ケガせんかなーと思って見てました。助言は、送らないですよ。“お金いっぱい稼げよ”とは言います」
 現役時代の05年に当時捕手最高の年俸5億円でプレー。1年目の年俸840万円から夢をつかんだ城島アドバイザーが「ホークスの宝」と期待するルーキーたちへのエールはさらに続いた。

 (2)いい車乗れよ

 (3)有名になれよ

 (4)いい思いしろよ

 「お金だけじゃなく目標は何でもいい。いい車に乗りたい、有名になりたいとか。ご両親、家族のサポートがあって、せっかく入った。入ったからには、この世界でいい思いをしてほしい」

 昨季、現役引退後15年ぶりに現職で古巣に復帰し、スカウト、編成業務などを担う。昨年8月にはプロ志望高校生合同練習会に顔を出すなど、自身の目で見極めた素材13人が加入した。期待が大きいだけに高いレベルの競争を期待している。

 「この世界で輝けるから獲ってもらっている。ただ、入ってからが勝負。1位だろうが6位、育成だろうが。入ってしまえば一緒。与えられた時間、自分の時間を有効に使って、結果を出してほしいな。厳しい競争です」。(5)時間を有効活用せよ――とプロで生き抜く術も説いた。

 春季キャンプには2月1日の初日から参加予定だ。宮崎では現役時代に黄金時代を築き上げた小久保新ヘッドコーチと再び力を合わせることになる。「ずっと一緒に同じ時を過ごしてきた野球に詳しい方。現場は小久保さん、僕はフロントで日本一になれるように仕事をする」。さらに強いホークスをつくり上げるため、全力で現場をサポートする。(井上 満夫)

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2021年1月19日のニュース