【近畿ドラフト候補特集】智弁学園・前川 目標は“5割打者”「4割ではチームに勢いを付けられない」

[ 2021年1月4日 10:10 ]

智弁学園・前川

 2021年のドラフト候補は豊作だ。なかでも、近畿の高校生は1位指名の可能性を秘めた逸材ぞろい。秋に向け目が離せない候補選手を紹介する。(取材・桜井 克也)

 智弁学園の前川が目指すのは絶対的な領域だ。「(昨)秋は奈良大会も合わせて打率4割くらい。3番が4割ではチームに勢いを付けられない。最低ラインは5割」。近畿大会4試合は16打数6安打の打率・375。優勝に貢献したが、大阪桐蔭・松浦、市和歌山・小園ら好投手との対戦で足りないものを再認識した。

 「注目される投手を打っていかないと。“すごい”で終わらせてはいけない」

 尊敬する選手は母校の先輩の巨人・岡本。「どっしりと構えて“さあ来い”で打つ。力みがない」。高校通算30本塁打。間合いを習得し数字を伸ばす。

 ◆前川 右京(まえがわ・うきょう)2003年(平15)5月18日生まれ、三重県津市出身の17歳。小1からソフトボールを始める。一身田中では津ボーイズでプレー。智弁学園では1年春からベンチ入りし同夏に甲子園出場。1メートル77、90キロ。左投げ左打ち。

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