巨人・岡本 年俸2億1000万円「おいしい出前探してみます」 松井秀喜に次ぐ高卒7年目で大台

[ 2020年12月17日 05:30 ]

今オフの契約更改交渉後に、ハンコを持って笑顔の巨人・岡本
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 巨人・岡本和真内野手(24)が16日、東京都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、7000万円増の年俸2億1000万円でサイン。球団の高卒では松井秀喜の6年目に次ぐ7年目で2億円にスピード到達した。

 コロナ禍のご時世を表す昇給の使い道を明かし、クスッとさせた。「外出もなかなかできないですし、おいしい出前を探してみます。ちょっと高級な」。1億円を突破した昨オフは、東京ドームの選手食堂に完熟メロンを置く珍要求をした若大将。高級フルーツ、いや、それ以上のぜいたくすぎるくらいのご褒美を自分にあげても文句なしの活躍だった。

 今季は軽い腰痛で2試合欠場した以外は全て4番に座った。打率・275、31本塁打、97打点。3年連続30本塁打を達成し、初タイトルとなる打点と本塁打の2冠に輝いた。独走でのリーグ連覇に貢献した4番打者を球団も高く評価。「世間がこういう状況で球団も(経営が)厳しいはず。これだけ上げてもらって感謝の気持ちでいっぱい。3、4年前には想像もしていなかった」と素直に喜んだ。

 松井に次ぐスピード到達には「僕の方が実力も実績もないです」と謙遜したが、中心選手の自覚は増している。主将の坂本は「責任感を持ってプレーしていると感じる。年下でそういう選手はなかなかいない」と次期主将候補に岡本の名を挙げた。主砲も「キャプテンになるならない関係なく、そういうことをしていかないといけない立場。来年は全試合スタメンで出て、キャリアハイを目指したい」。巨人を背負う覚悟が、岡本にはもうある。(青森 正宣)

 【野手で5人目】岡本(巨)が来季年俸2億1000万円で契約を更改。高卒7年目までの年俸2億円以上は昨年の森(西=2億円)、松井(楽=2億5000万円)に続き13人目。野手では6年目で到達した97年イチロー(オ)、98年松井秀喜(巨)、16年山田哲人(ヤ)、7年目の森に次いで5人目となった。

 【梶谷移籍で不安解消!?】守備の不安が1つなくなる!?岡本はDeNAからFA移籍した梶谷について「どんな球でも打たれた印象がある」と語った。敵としては嫌だったリーグ2位の打率・323をマークした巧打者が味方に。「めちゃくちゃサードゴロが飛んできた。難しいゴロばかり。梶谷さんが入って、それがなくなる」と笑わせた。

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