ソフトB・和田 引退する同世代の思い背負いCSへ「悔いのない野球人生を」

[ 2020年11月8日 05:30 ]

<ソフトバンク練習>キャッチボールする和田(撮影・岡田 丈靖)
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 今季、先発ローテーションを守り8勝を挙げたソフトバンク・和田毅投手(39)が7日、クライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズまでチームに貢献する決意を新たにした。「どこで投げるか分からないが、チームの一員として日本一まで貢献できたら。それが一番の目標なので達成できるように」と意気込みを語った。

 昨季は左肩痛から復帰し4勝をマーク。そして、今季は開幕から登板間隔を空けながら、故障離脱することなく、先発ローテーションを守った。「昨年よりも投げることができたのは良かった。でも、中6日で回ることを目標にしていたので、まだまだ上を目指せる。来年の課題にしたい」と話した。

 前日は楽天・渡辺直が引退試合に臨み、この日は同じ楽天の久保が今季限りでの現役引退を表明した。阪神・藤川も今季でユニホームを脱ぐことから、「松坂世代」の現役選手は自身と松坂の2人になった。和田は「彼らのように悔いのない野球人生を送れるように。自分もいつかそういう日が来る。自分もやり切ったと言えるような状態で、辞められる選手でいたい」と、同世代の仲間の分まで、一線で投げ続ける構えだ。

 きょう8日にはシート打撃に登板予定で、今後はCSに向けて準備を進める。2位チームが確定していない状況だが「試合は見ているけど(相手は)僕らが決めることはできない。決まった相手と全力で戦うだけ」と引き締めた。39歳のベテラン左腕は4年連続日本一に向け、最後まで全力で腕を振る。

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2020年11月8日のニュース