広島・栗林良吏 外木場義郎以来54年ぶりシーズン2度の1安打以下完封勝利「初回がすべて」

[ 2026年5月16日 05:05 ]

セ・リーグ   広島2─0阪神 ( 2026年5月15日    甲子園 )

<神・広(6)>完封勝利を飾り、ナインとハイタッチする栗林0左から3人目)(撮影・亀井 直樹)
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  広島・栗林良吏投手(29)が15日、阪神戦(甲子園)に先発し、今季2度目の完封勝利で4勝目を手にした。阪神打線をわずか1安打に抑え、シャットアウト。シーズン2度の1安打以下での完封勝利は、球団では1972年外木場義郎以来54年ぶり3人目の快挙となった。2回以降は、無安打に抑える圧巻の投球を展開。チームの連敗も2で止め、阪神に開幕39試合目にして初の零敗を食らわせた。

 広島先発・栗林に、非の打ちどころはなかった。初回2死一、三塁のピンチを切り抜けてリズムに乗り、最後までマウンドに立ち続けた。初回、大山に右前打を許して以降は、打者26人と対峙(たいじ)して許した走者は四球の一人のみ。自己最多120球を投げ、今季2度目の1安打完封で4勝目を挙げた。

 「初回ゼロで抑えられたからこその、きょうの投球だと思う。初回がすべて」

 140キロ台中盤の直球を始め、カットボール、フォーク、カーブなど、どの球種も一級品だった。前回4月26日の対戦で被弾した佐藤輝に対しても、4回先頭でバットをへし折って投ゴロに仕留めるなど、4打数無安打に封じた。今季先発に転向した右腕。3月29日の中日戦でも1安打完封勝利を挙げており、シーズン2度目の1安打以下完封勝利は72年外木場義郎以来、球団54年ぶりの快挙となった。この日のシャットアウトで防御率も「0・78」まで良化。リーグトップ「0・38」を誇る阪神・高橋をピタリ追走する。

 「(阪神に無得点試合がないと)記事で見ていた。そういう意味ではすごくうれしい」

 開幕から38試合にわたって無得点試合がなかった阪神を零封し、先発として阪神戦、そして甲子園での初勝利を挙げた。敵地で臨んだヒーローインタビューでは「きょうは(サッカー)ワールドカップのメンバー発表なので、どんなピッチングをしてもニュースにならないと思った」と、笑いを誘った。今季3度目の連敗ストッパーとなった右腕には、新井監督からも「球の切れ、制球、テンポと素晴らしかった」と最大級の賛辞が贈られた。(長谷川 凡記)

 ○…栗林(広)が3月29日中日戦以来の1安打完封。広島で1安打以下の完封をシーズン2度は71年藤本和宏、72年外木場義郎がともに1安打とノーヒットノーランを記録して以来54年ぶり3人目で、1安打を2度は栗林が初めて。なお、同一年にプロ1、2度目の完封を記録し、ともに被安打1以下だったのは87年近藤真一(中)がノーヒットノーランと1安打でマークして以来。

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