ギータ 7本目の逆方向弾でソフトB5割復帰 工藤監督も感服「フェン直と思ったら…」

[ 2020年7月13日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク6―1楽天 ( 2020年7月12日    ペイペイD )

初回2死、左中間にソロを放つ柳田(投手・石橋)(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクの柳田悠岐外野手(31)は12日、楽天戦で先制の8号ソロを放ち、チームを今季初の3連勝に導いた。21試合目での8本塁打は自己最速ペースで、リーグトップの楽天・浅村に1差に迫った。この6連戦で5発と猛打爆発し、2カード連続の勝ち越しにも貢献。チームは有観客試合となった10日から3戦全勝で勝率を5割に戻した。

 初回、強烈な先制パンチだった。2死走者なしで柳田は楽天の先発・石橋がフルカウントから投じた低めの147キロ直球に鋭く反応した。逆方向の左中間に低い弾道で突き刺す8号ソロ。「たまたまですよ。感じは変わらない。丁寧に集中できている感じ。いい振りをすること。それしか考えていない」と淡々と振り返ったが、ギータならではの驚がくの一発だった。

 今季8本塁打のうち7本が中堅から左方向の一発。工藤監督もライナー性の当たりで運んだ一発に興奮し、投手心理を加えて振り返った。「フェン直(フェンス直撃)と思ったら、まさか。逆方向は投手からすると引っ張られるよりも嫌。投げるところがなくなっちゃう。打ち損じを待つか、あとは四球しかないでしょう。低めをあの打球で。野球界にもそういない。柳田君だけだな」。

 これで今季21試合目で8本塁打。これは36本をマークした18年を上回る自己最速ペースだ。今季は試合数が120に減ったが、シーズン換算46本の量産ペース。ここまでスイングの試行錯誤を続けてきたが、2020年型のコンパクトな振りは完成しつつある。

 楽天6連戦では5発の荒稼ぎで、9本でリーグトップの楽天・浅村に1差とした。10日にサヨナラ弾を放った際には「いやいや(浅村は)凄すぎ。やばすぎるでしょ。負けてます」と謙遜していたが、この日は「いやいやシーズンは長いんでね。ケガなくやるだけ。今は痛いところがないし、状態はいい」と自信をにじませた。

 6回の中前打、8回の快足を飛ばした二塁内野安打で今季3度目の猛打賞。4873人の観客から熱い歓声を浴び続けた。有観客となってチームは3連勝と勢いに乗る。「お客さんが入って雰囲気が違う。ファンの思いが力になっている。この勢いで、チーム一丸で行く」。勝率を5割に戻したが、まだまだ物足りない。柳田を中心に反攻に出る。

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