関西六大学野球、雨中の代替試合スタート 9球団スカウトがドラフト候補に熱視線

[ 2020年7月13日 16:57 ]

関西六大学野球連盟 春季リーグ戦代替試合・第1節第1試合   大商大6―3神院大 ( 2020年7月13日    皇子山 )

<神院大・大商大>降り止まない雨で開くコンディションの中行われた関西六大学の開幕試合(撮影・井垣 忠夫)
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 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、全国各地の春季リーグ戦が中止となる中、関西大学野球連盟が代替試合開催にこぎ着けた。京産大の参加はかなわなかったが、活動再開した5大学によって開幕。選手達は雨中の球場で躍動した。

 当初は4月4日開幕の予定だったが、緊急事態宣言の発令や感染拡大の影響を受けて開幕は3度延期。それでも連盟はあきらめなかった。「中止にするのは簡単。ただ何としても試合を開催してあげたかった。各大学の監督も、どんな形でもいい…と話してくれた」と森川敏朗理事長。4年生に積み重ねてきた努力を披露する場を与えてあげたい。加えて卒業後も野球を続ける意思のある選手には就職活動の意味もある。理事長にとって開催は使命だった。

 各大学1試合総当たり制。公式戦ではないため、個人記録も残らず、優勝チームも決まらない。だが開催することに大きな意義があった。度重なる日程変更で休日の球場確保ができず、平日開催を余儀なくされたが、それがプラスに働いた。無観客試合だが社会人、プロのスカウト、選手の保護者は入場を許可。月曜は高校などの試合が少なく、結果的に多くのスカウト陣の目に触れる機会となった。この日もネット裏には9球団14人のスカウトが集結。今秋ドラフト候補で5回3安打無失点と好投を披露した大商大・吉川貴大投手(4年=開星)は「練習してきたことを発揮する場を作ってくれてありがたかった」と感謝を口にした。

 大商大・富山陽一監督(55)も「中止が相次いでいる中、試合をさせてもらったことは良かったし、ありがたい」と話した。球場に入場する関係者は記名、検温が義務づけられ、観戦希望の保護者も事前申請制。感染リスクの排除を最大限に重視しながら試合を開催した。7月にようやく訪れた「春」。連盟、大学、選手が一丸となって全力で戦う。

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