阪神 4番争奪戦ぼっ発 負傷マルテの回復次第も、好調な大山、ボーアも候補に

[ 2020年7月8日 05:30 ]

<神・巨 雨天中止> 室内練習場で打ち込む大山(撮影・大森 寛明)
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 「4番争奪戦」が再発だ。阪神は7日、甲子園開幕だった巨人戦が雨天中止となった。左ふくらはぎ張りを訴えているジェフリー・マルテ内野手(29)には恵みの雨。2戦連発中の大山悠輔内野手(25)やジャスティン・ボーア内野手(32)も上り調子で、矢野燿大監督(51)はハイレベルな競争に期待をかけた。9月7日に甲子園での巨人戦の予備日が設定されているが、仮にこの日の中止分が組まれた場合は同1日から13連戦となる。

 4、5日の広島戦で今季初の連勝を飾った後、2日連続の雨天中止。本拠地開幕に水を差されたという見方もできるが、矢野監督はあくまで前向きに受け止めた。

 「5カード苦しい戦いをして、連勝できての(本拠地)開幕だったのでもちろん残念。でも、こればっかりはどうしようもないので。ある意味、マルテも回復できる時間にもなるし、プラスの部分はプラスに捉えて、また明日からやっていきたいと思っている」

 大きな好材料となったのが、4番に定着していたマルテの回復期間にあてられたことだ。第1打席で左越え先制2ランを放った4日の試合中に左ふくらはぎの張りを発症し、途中交代。5日は今季初欠場した。ただ、症状は重くはなく、この日の室内練習場での試合前練習でマシン打撃を再開。8日の巨人戦にも出場できる態勢が整った。

 一方、他の「4番候補」たちもそろって調子を上げてきた。5日の試合で代役4番を務めた大山は、5回の第3打席で2戦連発となる左越え2号2ラン。広島の2連戦で6打数4安打2本塁打4打点と大暴れし、打率・389まで引き上げた。開幕前の三塁手争いではマルテに軍配を上げた矢野監督も好調ぶりに目を細める。

 「内容もしっかりあるし。去年も1年間出るというところでは、あいつのステージは上がった部分はあるだろうけど、まだまだポテンシャルを持っている選手なので、ここから(マルテらを)押しのけていく選手になるというのが本物だと思うのでね。そういうのを期待しています」

 さらに、開幕4番だったボーアも5日の試合の3回にど派手な右越え決勝グランドスラム。シーズンが始まるまでは“大本命”だった新助っ人も、黙ってはいないはずだ。

 マルテ復帰後も大山の4番起用の可能性を問われた指揮官は「それはその時(の判断)になるからわからへん」と明言を避けた。いずれにせよ、貧打にあえいできた中でのうれしい悩み発生は大歓迎だ。改めての本拠地開幕となる8日、どんなオーダーで臨むのかに注目だ。(山添 晴治)

 ▼阪神・井上打撃コーチ (大山について)ポジションの絡みもあるけれど、なんらかの形でオーダーに組み込みたいのは監督も俺も同じ考えだし、本当に良いものを見せてくれている。打順をごそっと(変える)というのは今のところ考えていないですね。

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