DeNA・宮崎 逆転サヨナラ打!チーム初勝利に「何とか止めようという気持ちでした」

[ 2020年6月22日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA2―1広島 ( 2020年6月21日    横浜 )

<D・広3>9回無死満塁、サヨナラ打を放った宮崎は距離を保ったナインから祝福される(撮影・島崎忠彦)
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 劇的に今季の1勝目をつかみ取った。ナインと肘タッチで喜びを分かち合ったDeNAのラミレス監督は「ハッピーデス!」と喜びを爆発させた。耐えて、耐えて、迎えた9回。ようやく自慢の強力打線がつながった。

 8回までゼロ行進も1点を追う9回にソト、佐野、ロペスの3連打で無死満塁。「連敗していたので、何とか止めようという気持ちでした」という宮崎が守護神スコットの直球を右中間二塁打とした。サヨナラ打でも同僚にもみくちゃにされることはない。大量のウオーターシャワーもない。新型コロナウイルス感染防止の「ソーシャルディスタンス」。それでも「ワッといきたかったけど…大丈夫。素直にうれしく思います」。今季初勝利の味だけで十分だった。

 昨季序盤は打撃不振に苦しんだが、8年目の今季は開幕カードで3戦連続安打と順調にスタートを切った。「毎年不安な思いでシーズンに入っていますけど、自分の打つべきボールを打てている結果がいい方向に向かっているのでは」と話す17年の首位打者にラミレス監督は「タフな場面で結果を出す。さすがリーグ随一の打者」と全幅の信頼を寄せる。

 この日は父の日。宮崎は佐賀県に住む楠生さん(68)に毎年、感謝の思いを伝えている。3月には地元で西武とのオープン戦が開催され、家族を招待する予定だったがコロナ禍で無観客となりかなわず。「入団して初めての佐賀での試合で本当に楽しみにしていた」と残念がったが、サヨナラ打で地元に吉報を届けた。

 試合後はチーム全員が一塁ベンチ前に並び、無人のスタンドへ手を振り帽子を取って一礼した。「ファンの皆さんに勝ったことを伝えるためにやりました。この1勝で勢いに乗って行ければいいです」と宮崎。V候補が3試合目でようやく投打の歯車がかみ合った。 (町田 利衣)

 《球団初の2年連続開幕カードで劇勝》宮崎(D)が9回サヨナラ二塁打。自身サヨナラ安打は昨季7月31日ヤクルト戦以来通算5本目。うち広島戦は17年8月22日(9回左本塁打)、19年6月29日(10回中安打)に次ぎ3本目と最も多い。また、チームは昨季も開幕3戦目の3月31日中日戦でサヨナラ勝ち。2年連続開幕カードでサヨナラ勝利をマークしたのは球団史上初めてだ。

 ☆DeNAの昨季開幕3戦目のサヨナラ勝利 3月31日の中日戦(横浜)、2―2で迎えた9回1死一、三塁から代打・佐野が登場。1ボールから小熊の145キロ直球を左前に運び、自身2度目のサヨナラ打を放った。開幕戦でも代打で2点二塁打など勝負強さを発揮し、チームの6年ぶり開幕カード勝ち越しに貢献。仲間からウオーターシャワーの祝福を受け、「自分で決めると思って打席に入った」と笑顔で話した。

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