コロナ収束を願い…侍J密着ドキュメント映画監督が静かに待つ“次の戦い”

[ 2020年6月5日 11:15 ]

<日本・韓国>プレミア12で優勝を決め胴上げされる侍ジャパン・稲葉篤紀監督
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 異例の早さで地上波初登板が決まった。侍ジャパンの密着ドキュメント映画「侍の名のもとに~野球日本代表 侍ジャパンの800日~」が13日の土曜日午後2時から、TBSの関東ローカルで放送されることが発表された。映画は2月7日から全国の映画館で公開され、4月24日にDVDとブルーレイが発売されたばかり。監督を務める三木慎太郎さんは「公開や発売を考えれば時期は早いですけど、非常にありがたいお話でした。みんな野球に対して飢えているのではとも思う。是非ご覧になっていただきたいです」と地上波初放送を喜び、期待した。

 世界中が新型コロナウイルスに犯されていく中で、日本球界もその荒波に翻弄された。当初3月20日だった開幕日は延期の繰り返しを余儀なくされ、ようやく6月19日に決まった。その約1週間前に「プロ野球開幕直前SP」と銘打たれ、企画が実現した。2月7日から全国主要都市で順次封切られた今作にも、コロナの影響は及んでいた。「(公開時期の)前半は問題なく順調だったのですが。後半や公開が遅かった地域もあり、そこは影響していましたね」と三木さんは振り返る。

 今作は17年7月末の稲葉監督の就任から、昨年11月のプレミア12優勝まで、侍ジャパンの戦いに三木さんが密着し、カメラを回し続けた。三木さんは今年2月のキャンプでも、12球団を視察する稲葉監督に同行し密着していた。だが、コロナ禍により、そこを最後に稲葉監督とも会えていない。「17年7月の就任から、これだけの期間お会いできなかったことはないですね」。定期的に行われてきたスタッフ会議や国内・海外での視察など、常に同行してきた。そここそが今作の魅力でもある。東京五輪へ向けた戦いにも密着する予定だったが、そこにもウイルスが立ちはだかり不透明に。「延期もありましたし。難しくはなりましたね。でもやれるのであれば、やりたい。今の苦労も、確かな道のりの一つなので」。終息の日を願い、今は静かにその時へ向け備えている。

 今作の地上波初放送は土曜日の昼間。「そこも良かったですね。子供さんや仕事が休みの方も多いですし。新型コロナウイルスがなければ、みなさん外出する時間帯かもしれなかったですが。是非、侍ジャパンの戦いを見て、開幕へ向け気持ちを盛り上げていただけたら」。自粛緩和から、世界がリスタートの歩みへと移行している。野球界待望の開幕も確実に近づいてきている。(記者コラム・後藤 茂樹)

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