広島県高野連 独自大会開催可否の結論持ち越し

[ 2020年5月29日 19:13 ]

 広島県高野連は29日、東広島市内で理事会を開き、中止となった全国高校野球選手権大会・広島大会に代わる独自大会の開催可否の結論を次回以降の理事会へと持ち越した。

 日本高野連の大会実施要項、新型コロナウイルス感染防止対策ガイドラインをもとに協議。密閉、密集、密接の「3密」の回避、球場ごとの衛生環境の確保、ソーシャルディスタンスなど大会を開催するにあたっての課題を確認するにとどまった。板森匡祐理事長は「選手を含め、全ての人が安心して大会に関わることができる。そういう状態を運営する我々がつくることができるか」と話した。

 大会を開催する場合には、トーナメント制で優勝校を決める方式を優先的に考え、選手の安全、健康確保のため7イニング制、10回からのタイブレークの導入、時間制限などを採用する可能性もある。昨年の広島大会には90校が参加したことから、球場への移動距離が長くなることも考慮し、早い段階での対戦は同地区で行うことも選択肢に入れる。従来大会の開幕予定だった7月11日から土、日、祝日を中心に試合を行い、8月中旬までに全日程を消化する。

続きを表示

2020年5月29日のニュース