オリックス・中川「すごく、難しいですけど…」高校球児の無念さ思いやる

[ 2020年5月17日 13:49 ]

練習後にオンライン取材に応じたオリックス・中川(球団提供)
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 オリックスの中川圭太内野手(24)が17日、京セラドーム大阪での練習後に、オンライン取材に応じた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今夏の甲子園大会が中止の方向で検討されていることを受けて、球児を気遣った。

 「すごく、難しいですけど…、高校野球をやる上で、一番目指しているところ。その目標がなくなってしまうっていうのは、かわいそう、というか、残念というか…。ちょっと、難しいですね」。PL学園出身で、「最後のPL戦士」と呼ばれることもある。異常事態に見舞われた球児の無念さを思いやり、慎重に言葉を選んで複雑な思いを口にした。

 中川は18年ドラフト7位で東洋大から入団。昨年4月20日に初昇格を果たすと、すぐに頭角を現し、交流戦では新人で初となる首位打者を獲得。その後も4番を打つなど中軸を任される試合が多く、111試合で打率・288、3本塁打、32打点と活躍した。

 2年目の今季は正三塁手として期待される。自主練習中は「守備練習を重視して、やりました。打球に対する一歩目の反応、目線を変えずにいく、ハンドリングの3つを意識してやっていました」と説明。「前とは違う感覚でできていると思います」と手応え。最短で6月19日の開幕を目指し、120試合程度が見込まれる。中川は「1日1日レベルアップして、という考え方。自分としては、いつ開幕してもいいように、気持ちを切らさずにやってきたので」と力を込めた。

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2020年5月17日のニュース