阪神・矢野監督の「オンライン相談室」開催 16組の親子と交流し、1時間半丁寧に質疑応答

[ 2020年5月17日 05:30 ]

オンラインで取材に応じる矢野監督
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 阪神・矢野監督が16日、事前抽選で当選したタイガースアカデミー生と保護者の計16組とテレビ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を介し交流。自らが発案した企画「矢野監督のオンライン相談室」を開催した。

 「ベンチの様子を見ても技術だけでなく違う何かを教えているように感じたが、子どもの教育でもつながる部分はあるか」と保護者から聞かれると「当たり前のところに幸せって普段は感じられない。できていることを“それ○(マル)やで”って積み重ねるように、子どもたちから小さな○(マル)をどんどん見つけるようなことをしてあげてほしい」と答えた。

 脳腫瘍を患った横田が昨年の引退試合で“奇跡のバックホーム”を見せたことも引き合いに出した。「最後のバックホームをみんなで見て全体ミーティングで、横田は野球やりたくてもやられへんやろ。俺らが今できることは野球をやれる感謝の気持ちを持ち、残りのチャレンジをしていこう」と試合に臨み、逆転でのクライマックスシリーズ進出を決めたという。

 他にも「子どもたちのモチベーションの上げ方」を問われ「表情、動作、言葉。それで子どもたちの背中を押してあげる」と実体験を交え回答。受験とクラブ活動との両立の悩みについても助言を与えるなど約1時間半、一つ一つの質問に丁寧に答えた。
 この「オンライン相談室」の模様は後日、球団の公式YouTubeで公開される。(阪井 日向)

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2020年5月17日のニュース