ソフトバンク・松田宣 試合数減でも関係ない!不変の目標「30」にこだわる!

[ 2020年5月17日 05:30 ]

打撃練習するソフトバンク・松田宣(球団提供)
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 6月後半に開幕する動きが見えだし、鷹軍団も15日からユニホームでの自主練習を開始。士気が高まるチームで、17日に37歳の誕生日を迎えるソフトバンク・松田宣は不変の目標「30」を口にした。

 「試合数が見えないし、減るけど関係ない。今年も30本。30回以上“熱男~!”をするつもりでバットを振って準備しています。あとは一球、一球、一振り、一振りを大事にしていきたい」

 打撃投手が合流して2度目となったこの日の打撃練習。約1カ月間続けた自己流調整の成果は打球に現れていたという。「コンスタントに飛ぶようになった。1カ月、妥協せず振り込んで良かった。1、2段階もレベルアップした」。4月9日から始まった自主練習。他の野手陣は交代で打撃投手を務め、球場で打ち込む中で、松田宣はあえてペイペイドームの室内練習場にこもって、マシン打撃を続けてきた。

 「球場だとオーバースイングになったり、飛距離を見てしまう。新たな試みとしてマシンだけを見て、よりコンパクトに打球を飛ばすことを意識した。オーバースイングはダメ。タイミング良く、コンパクトが近道」

 長打の確実性を上げるために豪快なフルスイングを改良。今後は室内で身につけた「コンパクト熱男」を球場の打撃練習で目を慣らしつつ実戦形に進化させていくつもりだ。

 試合数が減る中で狙う3年連続30本塁打。「あとは打席で、1軍投手の球の速さを捉えられたら。しばらく見ていないので開幕までに10試合は欲しい」。緊急事態宣言後に自身のインスタグラムから始まった熱男リレーは、スポーツ界の枠を超えて広がった。感謝の気持ちで、本家が無観客でも本塁打パフォーマンスを大胆に披露する。(井上 満夫)

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2020年5月17日のニュース