「大変な年だからこそ」阪神・矢野監督はガッツポーズやりまくる!「日本一になってファン喜ばせたい」

[ 2020年5月17日 05:30 ]

オンライン取材で「矢野ガッツ」を見せる矢野監督
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 阪神の矢野燿大監督(51)が16日、初めてオンライン取材に応じ、モニター越しにみせた、さわやかな笑顔で右の拳を突き出した。久々に出てきた公の場で披露した決めポーズ。こんな年だからこそ前を向いて突き進み、矢野ガッツを連発しながら優勝することを改めて宣言した。

 「やる気満々ですよ。この大変なことがあった年に、優勝できるというのは本当に僕たちも得ることがあるし、ファンの人に与えられることもあると思う。コロナがあった年だからこそ、日本一になって野球界、タイガースファンを喜ばせたい。さらに強い気持ちになっている。2020年も矢野ガッツ、やりまくりまーす!」

 約40分間の「オンライン会見」では終始、明るい表情を崩さなかった。3月26日の活動停止から2カ月近い自宅待機期間中も優勝への思いは募るばかり。誰もが厳しい状況だからこそ、球界を、地元を盛り上げたい気持ちは一層、高まった。自宅ではヒーローインタビューの予行演習までしたことを明かした。

 「今年日本一になるじゃないですか。その時、アナウンサーの方が“監督、日本一おめでとうございます”というのを実際にやる。そういうのをつい最近やった。友達にやってもらったんだけど…。今年キャンプが始まる前に選手の前で『予祝』をやらせてもらって。何回も繰り返しやるとリアルになってくる。飛行機の中とかでやっても、何かこう、ジーンと来るのよ、自分の中で。涙が出るというか。選手たちがチャンピオンフラッグを持って、ライトスタンドのところで大きな声援をもらいながら歩いている姿を俺が一番後ろで見ている。甲子園、選手、チャンピオンフラッグ、コーチの人やみんながいてくれる中で…というのをリアルに感じていくと、すごいジーンと来る。そうなると、またそこに対する思いは強くなるから」

 『予祝』とは、物事の成就を信じあらかじめ祝うこと。絶対に日本一になるという矢野監督の信念の表れだ。無観客や試合数減少など変則的なシーズンになるが「俺らは前に進んでやっていくべきチーム。あんまり(試合が)減ったからとかは考えてない。どうやってやろうということしか考えてない」ときっぱり。今季スローガンに思いをこめた「It’s 勝笑 Time!」を見せる日は、確実に近づいている。(山添 晴治)

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2020年5月17日のニュース