高津監督 村上の力強い言葉に「“口だけ番長”にならないように」と笑顔 奥川はヤ投高卒新人史上「一番」

[ 2020年5月10日 17:40 ]

ヤクルト・高津監督
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 ヤクルトの高津臣吾監督(51)が9日、フジテレビ「S―PARK」(土曜深夜0・35、日曜後11・15)に自宅からリモート出演。昨季のセ・リーグ新人王、村上宗隆内野手(20)の4番打者起用を明言するとともに、ドラフト1位ルーキー奥川恭伸投手(19=星稜)についてヤクルトの高卒新人投手史上「間違いなく一番だと思いますね」と断言した。

 「ステイホームしてますよ」と冒頭から笑顔を見せ「失敗しながら料理もしたり、読書したり、パソコンいじったり…」と最近の日々について明かした高津監督。現役時代、アフロヘアのかつらをかぶってクリスタルキングが1979年にリリースした「大都会」を熱唱する名場面には苦笑いも見せたが、選手についての話になると、表情が引き締まった。

 まず「奥川についてはしゃべりたいこと、言いたいこと、たくさんあります」と話し出した高津監督は「もちろんそれはいいことばっかりなんですけど、これからのスワローズのことを考えると本当にチームの一員になってくれて良かったな、とピッチング練習を見るたびに強く思うようになってきましたね」とし、その魅力について聞かれると「逆に欠点がないといいますか、スピードはもちろん、変化球のキレ、コントロール、そして性格ですね。すごく素直な真面目な性格してますし、どれを取っても文句をつけるところがない野球選手、人間だと思いますね」と目尻を下げた。そして、これまで見て来た高卒投手の中であえて順位を付けるとするなら?と聞かれると「順位ですか!?」と驚きながらも「順位は付けづらいですけど、高校からスワローズに入って来た投手の中では間違いなく一番だと思いますね」と言い切った。

 また、村上については「昨年以上の成績を残してくれると信じています」とし、「4番で使います」「20歳の村上にかけてみようと思っています」と明言。サプライズでVTR出演した村上から「今シーズンはチームを引っ張るという、そういう思いをもってキャンプインからやってきました。個人的な目標は3割、30本、100打点というのがありますけど、まずはチームの優勝を第一に考えて、高津監督を胴上げして男にできるように。そのためにチームを引っ張れるように頑張ります」と力強くメッセージを送られると「いや、頼もしいですね」と満面に笑みを浮かべ「“口だけ番長”にならないように期待してますよ」とうれしそうだった。

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2020年5月10日のニュース