甲子園昨夏V戦士、明大・西川はOP戦打率5割超え 連日のマルチ 田中監督も「使えますよ」

[ 2020年3月27日 15:32 ]

大学野球オープン戦   明大12―2中央学院大 ( 2020年3月27日    明大G )

オープン戦で打率5割超えとアピールしている明大・西川
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 明大・西川黎外野手がリーグ戦出場に向けて猛アピールを続けている。西川といえば昨年夏の甲子園で初優勝を遂げた履正社のメンバー。甲子園では主に6番打者として22打数10安打5打点、1本塁打の打率・455と大活躍。走者を還す、チャンスメークも出来る打者として目立たないが貢献度大の成績を残した。

 明大でもすでにオープン戦で起用され、この日の中央学院大(千葉県大学野球)戦では7番・右翼としてスタメン出場。1打席目は先頭打者として0―2と追い込まれながら右前に安打を放ち出塁。2打席目は1死一、二塁の好機に左翼線を破る適時二塁打を放って2打数2安打。これでオープン戦は12打数7安打の打率・583とチーム一の結果を残している。

 前日(26日)の亜大戦は途中出場で2安打。ドラフト候補と言われる内間拓篤投手(新4年)から右前にしっかりはじき返した。21日の日大戦では7回に代打で起用され見事決勝の中前適時打。この場面、2死から代打の清水風馬(新4年、常総学院)が同点の二塁打を放った後の打席だった。「前の風馬さんがストレートを打ったので僕にはスライダーだろうと狙っていきました。狙い通りでした。高校の時からバッテリーの攻め方、傾向を考えろと監督から何度も言われていましたから」としっかり読んでの決勝打だった。

 オープン戦の好成績には「たまたまです」と謙遜するが、まだレギュラーが固定できない外野の争いに堂々と加わっている。田中武宏監督も「結果を出しているし使えますよ」合格点を与えている。リーグ戦開幕(4月11日)はコロナ禍でまだ流動的。西川は開幕がいつになってもアピールを続けていくつもりだ。

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2020年3月27日のニュース