阪神・大山 開幕オーダーに“待った”!途中出場も意地の3号2ラン

[ 2020年3月15日 05:30 ]

オープン戦   阪神10―4オリックス ( 2020年3月14日    京セラD )

<オ・神>9回、左越え2ランを放ち、打球の行方を見つめる大山(撮影・大森 寛明)
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 阪神・大山悠輔内野手(25)が14日のオリックスとのオープン戦で1本塁打を含む2安打を放ち、存在感を示した。特に9回の左越え2ランはチーム最多の3号。最近4試合はすべて途中出場から意地の快音を響かせた。当初予定の20日開幕ならマルテに対して劣勢だった「開幕三塁」の座。延期に伴う準備期間の延長で逆転の余地が生まれた。

 しれっと傾き始めていた決着の旗を豪快に引き戻した。途中出場の大山が4点リードの9回1死一塁で特大の2点本塁打。初球に来た比嘉の内角寄り直球を完璧に捉え、左翼5階席やや下の青いフェンス部分まで運んだ。

 「ホームランは良かったけど、その前の打席でチャンスで凡退しているので(7回2死二塁で一邪飛)。自分のイメージしているスイングができている時もあるけど、できていない時もある。それができる確率を少しでも上げていきます」

 テレビ観戦した虎党の歓声が聞こえてきそうだ。打った瞬間、マウンドの比嘉がフリーズするほどの完璧な打球は、2月29日のソフトバンク戦以来、20打席ぶりの3号。たまっていたであろうモヤモヤを吹き飛ばした。

 「スタメンで出られない悔しさを感じています。後から出て何打席立てるか分からない中でアピールしないといけない。1打席、1球も無駄にできないので、これからも大事にしていきます」

 もどかしい現状の最中では思い切り喜べない。8日の巨人戦から4試合続けてベンチスタートで、先発三塁はマルテだった。外国人枠の関係で長期的な起用は不透明とはいえ、3・20開幕だったなら「開幕三塁」を有力視される情勢で、昨季108試合で4番を務めた大山が劣勢だった。

 成績は大きく勝っている。6回1死からの中前打を合わせた2安打で足し、オープン戦は打率・371(35打数13安打)、3本塁打、5打点。一方のマルテは打率・263(19打数5安打)、2本塁打、4打点だ。矢野監督も「キャンプの後半ぐらいから、ずっといい形が続いている」と評価し、「これが当たり前になってくれるところまできてくれるとうれしい」と願った。

 15日はマルテが甲子園での残留練習に参加する予定で、5試合ぶりの先発復帰は間違いない。新しい開幕日は早くても4・10。最終決着まで猶予ができた。懸命な抵抗で助っ人3人そろい踏みの開幕オーダーに“待った”をかけたい。(巻木 周平)

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